「トラリピ始めようと思うんだけどどの通貨ペアから始めるのがいいの?」
ハイリスクな投資であるFXにもかかわらず、トラリピで運用を行えば、比較的ローリスクで運用できるので、興味のある方も多いです。
ただトラリピには様々な通貨ペアがあり、どの通貨ペアで投資してみればよいか迷ってしまいます。
特にFXをしていない人だと、どの通貨ペアがトラリピに向いているのか判断が難しいです。
そこで今回はトラリピ初心者向けにおすすめの通貨ペアや考え方についてまとめてみました。
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目次
トラリピで初心者におすすめの通貨ペアは豪ドル/円!
トラリピで資産運用を始めようと思っている方におすすめの通貨ペアが「豪ドル/円」です。
本来、トラリピは数百万の資金を使って運用を行わないと、十分にリスク低減した運用ができません。
ただ「数百万も使わずに少額で試してみたいよー」という人は少額でも資産運用しやすい「豪ドル/円」から始めるのが良いです。
30万円もあれば、ある程度リスクをおさえつつ、資産運用できます。
※ただ投資金があればあるほどリスクヘッジできるので、心配な方はできるだけ多くの金額で運用しましょう!
【豪ドル/円のメリット】
- レートが安い
- 最高値と最安値の幅が小さい
⇒投資金が少なくて済む - しっかりレンジ形成されている
- 総推移の量が多い
⇒短期間でしっかり利益を出しやすい
豪ドル/円は他の通貨ペアと比べても「少ない投資金でしっかり利益を出しやすい」通貨です。
ここからはトラリピにおける「豪ドル/円」のよさを詳しく紹介していきます。
これから紹介するのは他の通貨ペアで投資する際の判断材料にもなりますので、豪ドル/円以外でもトラリピする際の参考にしてみてください。
初めてのトラリピにおける豪ドルのよさ
レートが低いから証拠金が少なくて済む
米ドル円やユーロ円と比べると、豪ドルのレートはかなり低いです。
トラリピをするにあたって、レートが低いと必要な証拠金が少なくて済みます。
仮にユーロ/円と豪ドル/円の通貨を1,000通貨持つと比較すると、必要な資金は46,000円近くもの差が生まれるのです。
- ユーロ/円:128円×1,000=128,000円
- 豪ドル/円:82円×1,000 =82,000円
証拠金が少なくて済むと言うことは、それだけ低予算で投資を始められますし、トラップの本数も増やせます。
最高値と最安値の幅が小さいからお金がかからない
トラリピをするにあたってロスカットしないためには、通貨の最高値と最安値をラインとしてレンジ幅を設定しなければいけません。
当然、通貨によって最高値と最安値の幅に違いがあります。
そこで最も最高値と最安値の幅が小さいのが「豪ドル/円」です。
「豪ドル/円」のチャートを10年レベルで見てみると
最高値は2007年10月の「107.87円」
最安値がリーマンショック時の「55,05円」
その差は52.82円もあります。
ただリーマンショックの底値はめったに来るものではありませんし、リーマンショックほどの経済危機が来ればどんな投資をしても痛い目を見るはずです。
そのためトラリピで取引する際は底値を別のところで見ましょう。
リーマンショック以後の豪ドル円相場を見てみると、だいたい底値が70円ぐらいです。
つまりリーマンショックぐらい大きな経済危機や豪ドル自体に致命的な事件でも起きない限り、70円を下回ることはほとんどありません。
※ないとは言い切れませんが、可能性は限りなく低く、個々のリスクは取れるものだと考えています。
つまり豪ドル円でトラリピをする際は70~110円ぐらいのレンジでトラップを仕掛ければ、利益を得られるでしょう。
差がたったの40円しかありません。ちなみに米ドル円で同じように考えて底値と高値の差を見てみると、50円近く差がありますし、他の通貨でも40円程の差がある通貨はほとんどありません。
長期的にレンジ形成されている
上図は豪ドル/円のチャートです。
チャートを見ると、上下にジグザグしているレンジ相場が長く形成されていることが分かります。
トラリピは価格の上下を繰り返せば繰り返すほど、利益が出る仕組みなので、トラリピをする際は豪ドル/円のようにしっかりレンジ相場ができている外貨を選ばなくてはいけません。
中には下図のチャートのような相場推移をしている外貨もありますが、このような通貨でトラリピするのはあまりおすすめしないです。
これはトルコリラのチャートなのですが、上に上がることなく、下に下がり続ける相場となっています。
このように底値が見えない状態でトラリピをするのは非常に危険です。
もし買い注文をトラリピで繰り返していたら簡単にロスカットしてしまいます。
底値や高値を更新し続ける通貨は避けて、できるだけ安定したレンジ相場を作っている通貨ペアを選択するのがおすすめです。
総推移の量が多い(ボラがある)
トラリピにおいて、大きく利益を出すには総推移が大きい外貨ペアを見つけることが大切です。
豪ドル/円は平均で578.71円も総推移していますので、他の通貨と比べても総推移が高く、利益を出しやすくなっています。
ちなみに総推移というのは、トラリピの特許をとっているマネースクエアが作った言葉です。
上図のチャートの高値と安値で見れば差は15.18円しかありません。
しかし相場はジグザグを繰り返すレンジ相場となっており、1つ1つの値段の動きを合計すると、715.38円も値動きしている計算になります。
つまり
「100円⇒103円⇒104円⇒108円」
という風に動けば、値段は8円分しか移動していませんが
「100円⇒103円⇒101円⇒105円⇒104円⇒108円」
このようにジグザグに動けば、合計で14円も値動きがあったことになります。
トラリピにおいては少しでも値段が動いたら売買が始まりますので、上がったり下がったりを繰り返した方が売買の回数が増えて利益が膨らんでいく仕組みです。
この上がった値幅と下がった値幅を合計したのが総推移と呼ばれています。
つまり南アランドは平均で73.34円しか動いていないので、なかなか値段が動かない、もしくは上がりっぱなしか下がりっぱなしのどちらかと言えるでしょう。
豪ドル/円よりもユーロ/円や英ポンド/円のほうが総推移は高いため、利益は高くなりやすいです。
しかしこれまで説明した「レートの低さ」や「最高値と最安値の値幅」を考慮すると、豪ドル/円のほうがユーロや英ポンドよりも低いリスクでそれなりの利益を狙えます。
ちなみにNZドルの場合は「レートの低さ」や「最高値と最安値の値幅」は豪ドルと同じくらいの水準なのですが、総推移では豪ドル/円の方が勝っているため、初めてトラリピをするかたには豪ドルを使ったトラリピがおすすめです。
ただリスクは同じくらいなので「低リスクでトラリピを運用したい!」と言う方で資金に余裕があるなら豪ドルとNZドルを使った2種類の通貨ペアでトラリピを始めるとよいでしょう。
もう一つ通貨ペアを増やすならNZドル
ここでは前述したNZドルについてのお話を少し付け足しておきます。
先ほども説明したようにNZドルは豪ドル/円と同じくらいのリスク水準です。
レートを見ると分かりますが、豪ドル/円よりもレートが低いため、証拠金が少なく済みます。
だいたい5円ほど低いです。
総推移は低いものの、豪ドル/円と同じぐらいのレンジ相場も形成しているので、2つ目の通貨ペアを探す場合は、豪ドルと一緒にNZドルで投資してみるのをおすすめします。
初めての低予算で試してみるならレンジ幅を狭めた買いポジがおすすめ
ただいくら豪ドル/円の通貨ペアが安い資金で運用できるといっても、70円から110円の間でトラップを仕掛けるとなると、結構な値段がかかります。
また年単位で見たときの値幅が40円なので、70円から110円のレンジ相場を狙ってトラリピしてしまうと、トラップ幅が広くなり、なかなか約定してくれません。
2017年11月から2018年11月現在だとだいたい78~89円ぐらいの相場を行き来しています。
なので買い注文を78~82円に入れてみるのも1つの例です。
上図のように設定すればロスカット値は70円未満ですので、よっぽどのことがない限りはロスカットされることはありません。
万が一にロスカットしても30万あれば払いきれる量ですし、FXのロスカットで破産ということはないでしょう。
またトラップ値幅が0.2円と狭くしているので、1日の間に売買をしてくれますし、0.5円上がれば売ってもらうように設定しているので、1約定ごとに500円入ります。
30万円ほどの低予算で投資するなら、このように短期間で利益を実感できる設定も良いのかなと考えている次第です。
ただこの設定だと何か月も放置しちゃうと相場が動いちゃうときもありますので、注意が必要です。
(さすがに70円を下回ってロスカットする可能性は低いですが...)
気づいたら85~90円でジグザグレンジ相場になっている...ということもあるかもしれません。
またこの設定は一例ですので、あなたがどのようなスパンでどれくらいの利益を得たいかで少しずついじりながら、あなたのスタイルでレンジ幅を決めてもらえるとよいです。
ちなみにロスカットしてしまったときを踏まえての設定ですので、ロスカットする気がしないのであれば、もっとレンジ幅を広げたり、トラップ数を広げたりするのも良いでしょう。
最悪、ロスカット値にさえ気をつけていれば大丈夫です。
またトラップ幅が広すぎると約定に時間がかかってしまいますので、トラリピで毎日収益が出るのを見てみたい方は今回紹介した設定で投資してみてはいかがでしょうか?
※あくまで11月現在の相場を見ての予想です。また投資する際は自己責任でお願いいたします。
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