ソーシャルレンディングで投資する際、利回りの次に気になるのが運用期間ですよね。
運用期間は短いほうが良いのか、長いほうが良いのか考えることもあるのではないでしょうか?
運用期間は長短でそれぞれメリットがありますので「絶対にこっちが良い!」というのはありません。
ただ私個人としては短い運用期間のファンドでソーシャルレンディングに投資するのがおすすめです。
今回はその理由についてまとめてみましたので、ソーシャルレンディングでの投資を考えている方は参考にしてみてください。
目次
ソーシャルレンディングの運用期間は短いほうが良い!おすすめは1年未満
私やまもん個人としては短い運用期間のファンドのほうがおすすめです。
特に4~6か月あたりのファンドを狙って投資しています。
もちろん1年以上の運用期間のファンドへも投資はしているのですが、1年以上の長期間運用メインというよりは1年のファンドと1年未満のファンドに分散して投資していると言った感じです。
ざっくりとした計算ですが、下記のようなイメージ。
0~6か月:25%
6~11か月:25%
1年ぐらい:50%
詳しくは後述しますが、利益のことを考えると1年以上の長期運用に絞って投資した方がいいのは事実です。
ただ短期運用にしかないメリットがあるのも事実なので、あなたの投資スタイルによってバランス比率を変えるとよいかもしれません。
ソーシャルレンディングの運用期間が短いメリット
なんだかんだソ―シャルレンディングは運用期間短いほうがいい
・自由に出金できないデメリットが小さくなる
・市況の変化によるリスクが小さい
・短期運用=返済の見込みが高い確かに長く運用した方が利益は高いけど、短期間でも利回り6%達成すれば充分です。
— やまもん@余剰資産を運用中 (@yamamon_kurario) 2018年12月5日
ソーシャルレンディングにて短期間運用の良いところは3つあります。
- 自由に出金できないデメリットが小さくなる
- 市況の変化によるリスクが小さい
- 短期運用=返済の見込みが高い
短期間運用は長期運用に比べて利回りは落ちがちですが、リスク低減の観点から見ると、長期運用より優秀です。
順に説明していきますね。
自由に出金できないデメリットが小さくなる
ソーシャルレンディングのデメリットの1つは、運用期間が終わるまで、投資金を出金できないことです。
万が一にお金が必要になったとき、株式投資であれば途中で売ることである程度の資金調達はできるので、何かあったときは対処できます。
しかしソーシャルレンディングの場合は、何があっても自分の意志で出金を要請することができません。
1~3年も引き出せないお金を作るってのはなかなかリスキーですよ。
もちろん「万が一があっても使うことのないであろうお金」を使って運用するのが一番なのですが、投資をしている人の中にはできるだけ銀行預金を作らずに資産運用へ回している人もいます。
そういう人は3~6か月ぐらいのファンドに投資するようにして、定期的に元本が返ってくる仕組みを作っておくのがおすすめです。
「急にお金が必要になった!」となってから「まとまったお金が戻ってくるのは2年後だし、どうしよう...」となるのが「とりあえず2か月しのげばまとまったお金が返ってきて何とかなる」となります。
万が一が起こらないとしても、このように予防線を張っておくのは精神的にも楽です。
市況の変化によるリスクが小さい
運用期間が短ければ短いほど市況の変化によるリスクが小さくなります。
例えば2年の運用期間で不動産のファンドに投資していたとして、事業はうまくいったとしても、2年の間に不動産に関する需要が突然なくなった場合はその事業がつぶれてしまう可能性があるのです。
2年もの長い年月があれば、起きてもおかしくないと感じてしまいますよね。
3か月後の市況の変化と2年後の市況の変化であれば、前者の方が読みやすいです。
長期間運用だと市況の変化を読むのが難しいというデメリットがあることを考えると、短期運用のソーシャルレンディングの方が安心して投資できます。
短期運用=返済の見込みが高い
3か月や6か月など運用期間が短いということは、それだけ借りたお金を利子付きで返す見込みが高いということです。
「お金を借りたいけど、絶対的に返す自信があるというわけではない...」といった企業はできるだけ長期間で借りようとします。
しかし長期間借りるということは、それだけ利子も膨らむということですので「数か月で返す自信があるからそこで返してしまおう」と考える企業は短期間運用として募集するものです。
短期間運用ということは「一時的に資金があれば、投資金よりも多くお金を回収できる」見込みが高いので、割と安心して投資できます。
長期運用に比べると短期運用は利回りが下がる
短期運用のファンドは長期運用と比べて、リスク低減という目線ではメリットがあります。
ただ前述したように、短期運用よりは長期運用の方が利回りが高くなるケースが多いです。
短期運用だと、資金が戻ってきて再運用するまでの時間は、投資金が運用されずに眠ってしまうことになります。
もっと分かりやすく例を入れて解説しましょう。
例えば利回り10%の案件を選んで投資するとします。
①2018年12月に100万円を1年運用のファンドに投資
②100万円を6か月運用のファンドに2回投資
この2パターンだと①の方が利回りは高いです。
①の場合は、100万円が1年で利回り10%なので、2019年12月に110万円として手元に戻ってきます。
ただ②の場合は2018年12月から6か月運用すると、2019年7月に資金が返ってきますが、次の6か月ファンドに投資して運用開始するまでにだいたい1ヶ月くらいはかかるでしょう。
つまり①に比べて1か月ぶんの資金が寝てしまうわけです。
100万年利10%ですので、1か月ぶんでだいたい8,400円ほどの利益を逃してしまいます。
1か月分でこれだけの利益を逃してしまうことを考えると、短期運用よりも長期運用のほうが大きく稼げることは明白です。
短い運用期間でも利回り6%目指せる
利益を考えると長期運用の方がおすすめなのですが、私的には短期運用でも6%ほどの利回りを得れますし、リスクを抑えれていると考えると、短い運用期間のファンドを取り入れた方が良いです。
- 利回り重視して長期運用のファンドに投資する
- 利回り6%台だがリスクを抑えて投資する
この2つであれば、私なら後者を取ります。
利回りは6%台もあれば十分です。
実際に投資ファンド全体のうち、95%近くは1年以内の短期運用ファンドに投資しましたが、1年で利回り6.08%を記録できました。
詳しくは別の記事でまとめていますので参考にしてみてください。
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おすすめ!運用期間の短いソーシャルレンディング事業者
- クラウドバンク
- maneo(マネオ)
- クラウドリース
- スマートレンド
ソーシャルレンディング事業者のうち、6か月以内のファンドを多く取り扱っているのは、だいたいこの4種くらいでしょう。
※他にもありますが、延滞発生が多いなど問題がある事業者はカットとしています。
特にクラウドバンクはおすすめです。
クラウドバンクについては別の記事でも詳しくまとめてるのですが、3~7か月程度の短期運用ファンドが多く、全額担保のファンドが多いため、確実に投資しておきたいソシャレン事業者の1つ。
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1万円から投資できますし、エネルギー関連や中小企業関連をメインに扱っていますので、この辺に分散投資もしやすいです。
私も1年以上クラウドバンクで投資してみて、これまで一度も損失が起きたことはありません。
運用期間の短いファンドでソーシャルレンディングを始めてみたい方は、クラウドバンクから始めるのをおすすめします。
クラウドバンクの公式サイトはこちら