トラリピをいざ始めようと思ったとき、まず迷うのが「どの通貨ペアから運用を始めるか」です。
本来は全10種に分散投資する方がリスク低減にもつながり、安定した資産形成ができるものの、少ない予算でトラリピ運用する場合、そうもいきません。
そこで今回はトラリピ運用を1~3通貨ペアで考えている方向けにトラリピで運用する通貨ペアのおすすめランキングをまとめてみました。
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目次
トラリピの通貨ペアおすすめランキング
今回紹介する、トラリピ通貨ペアのランキングですが、見方でランキングは変わります。
- どれだけリスクが低いか
- どれだけ利益が高いか
- レンジ幅を予想しやすいかどうか
- …etc
など様々な見方がありますが、これからトラリピ運用するにあたって「どの通貨から取引を始めるのがおすすめなのか」を総合的に見てランキング付けしています。
通貨ペアのランキングの付け方や基準についてはまた詳しく後述しているので、余裕があればチェックしてみてください。
1位 カナダドル/円
まずトラリピで手をつけるならカナダドル/円が一番おすすめです。
- 少ない資産で運用できる
- 最安値と最高値の幅が狭い
- 利益率は中くらい
利益が一番出るというわけではありませんが、他の通貨ペアに比べると、ローリスクミドルリターンを狙える通貨ペアです。
ただ利益率は中くらいといっても、カナダドルは最安値と最高値の差が小さいぶん、レンジ幅を予想しやすいので、仕掛けるトラリピ設定によっては、一番利益が出る可能性もあります。
2位 豪ドル/円
カナダドル/円と似たような条件を持っている通貨ペアが豪ドル/円です。
カナダドル/円の運用を始めてみて「複数の通貨ペアで運用したい」と考えた場合は豪ドル/円と合わせて運用するとよいでしょう。
豪ドル/円もローリスクミドルリターンが見込める通貨ペアです。
カナダドル、豪ドルに次いで3種目の通貨ペアを選ぶならNZドルなどもあります。
3位 英ポンド/円
英ポンド/円は一番高い利益を見込める通貨ペアなのですが、リスクが高いので、3位に位置付けしました。
- レートの動きが多い
- 最安値と最高値の幅が広い
といった特徴があります。
レートの動きが多いので、そのぶん決済回数が増えて利益率は高いです。
ただ最安値と最高値の幅が広いため、どのレンジ幅で設定すればよいのか予想するのが難しくなっています。
上手く設定できれば他の通貨ペアよりもダントツで高い利益を見込めるのですが、設定がハマらないと利益がほとんど出ないことになってしまいますので、いきなり英ポンドはおすすめしません。
カナダドルや豪ドルで運用して、安定した利益を出しながら、おまけで運用してみる。
もしくはFX相場に長く親しんでおり、相場を読む自信がある場合に運用してみるとよいでしょう。
トラリピにおける通貨ペアの選び方と基準
- 総推移は多いほうが稼げる
- 高低差は少ない通貨ペアの方が低リスク
- 底値と現在のチャートが低い通貨ペアが最小リスク
- マイナススワップは避ける
トラリピでおすすめの通貨ペアをランキングで紹介しましたが、トラリピで通貨ペアを選ぶにあたって参考にするべき項目があります。
通貨のチャートは日々動きますし、年単位のスパンで見ると通貨によって違いが出てくるものです。
通貨ペアの何を見てランキング付けしたのかを紹介します。
総推移は大きいほうが稼げる
利益重視で通貨ペアを見るなら、まず見るべきなのが総推移です。
総推移についてはまた別の記事で詳しくまとめる予定なので、参考にしてみてください。
通貨ペア | 総推移(5年間の平均) |
米ドル円 | 551.49 |
ユーロ円 | 700.05 |
豪ドル円 | 581.83 |
NZドル円 | 560.04 |
加ドル円 | 564.90 |
英ポンド円 | 986.5 |
トルコリラ円 | 340.31 |
南アランド円 | 70.47 |
総推移が多ければ多いほど、トラリピの取引成立が増えますので、利益は大きくなります。
つまり高い利益率を狙うなら英ポンドやユーロが良いですね。
ただ総推移が多ければ多いほどいいといっても、それはチャートを見極めて適切なレンジ幅でトラリピを設定できた場合です。
FX相場に慣れ親しんでいる人なら良いかもしれませんが、為替相場を読む自信のない初心者にはあまりおすすめできません。
英ポンドやユーロは中級者向けといえます。
高低差は少ない通貨ペアの方が低リスク
高低差とは最高値と最安値の差額のことです。
高低差が少なければ少ないほど、トラリピをしかけるレンジ幅が小さくなるため、必要になる資産が少なくなります。
必要になる資産が少ないということは、高い維持率を保ちやすく、ロスカットしにくいです。
維持率が何か分からない方はこちらの記事を参考にしてください。
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つまり初めてトラリピをするのであれば「高低差が少なく、総推移ができるだけ高い」通貨ペアを選ぶのがおすすめとなります。
通貨ペア | 高低差(5年間の平均) |
米ドル円 | 16.82 |
ユーロ円 | 22.08 |
豪ドル円 | 14.76 |
NZドル円 | 14.77 |
加ドル円 | 14.40 |
英ポンド円 | 30.79 |
トルコリラ円 | 10.04 |
南アランド円 | 2.07 |
ユーロや英ポンドは総推移が多いものの、高低差が多いので、トラリピの中ではハイリスクハイリターンの通貨ペアとも言えるでしょう。
逆に豪ドルやNZドル、加ドルは高低差が少ないので低リスクで運用できます。
この3通貨ペアなら豪ドルが一番総推移が高いので、豪ドル/円は低リスクながら高い利益を見込める通貨ペアです。
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底値と現在のチャートの差が少ない通貨ペアが最小リスク
これは買いポジでトラリピする場合に言える話なのですが、最低限のリスクでトラリピするなら底値と現在チャートの差が低い通貨ペアを選ぶとよいです。
というのもリスクを抑えて安定した利益を生むトラリピを設定するなら、最安値より下でロスカットラインを設定します。
仕掛けるレンジ幅と最安値の間が狭ければ狭いほど、少ない資金で安全なロスカットラインを設定可能です。
また為替相場は最高値と最安値の間を揺れ動く傾向が強いので、最安値に近いということは今後長いスパンで見ると、これから最高値に向かって上がっていく可能性もあります。
現在であればカナダドル/円が最安値までの値幅が短いので、30万円ぐらいの低資金でも、ローリスクで十分に利益の出るトラリピ運用が可能です。
マイナススワップは避ける
トラリピを含む、あらゆるFX投資ではスワップポイントというものが存在します。
国によって金利が違うため、日本円より金利の高い外貨を持っていれば、日本円よりも高い金利を得られるのです。
これがいわゆるプラススワップと呼ばれるもののことですね。
ただ日本円よりも金利の低い外貨だと、持っているだけで差分の金利を支払わなければいけません。
これがマイナススワップです。
トラリピは常に外貨取引をして、スワップによる影響をほぼ毎日受けます。
マイナススワップの受ける取引ばかりしていると、取引が成立せずにポジションを持っている状態が続くと、支払いが増え続け、維持率もどんどん下がってしまいます。
そのため低資金で運用する場合やスワップによるマイナスが心配な方はプラススワップの取引ができる通貨ペアで取引するべきです。
通貨ペア | 買いポジ | 売りポジ |
米ドル/円 | プラススワップ | マイナススワップ |
ユーロ/円 | マイナススワップ | プラススワップ |
豪ドル/円 | プラススワップ | マイナススワップ |
NZドル/円 | プラススワップ | マイナススワップ |
加ドル/円 | プラススワップ | マイナススワップ |
英ポンド/円 | プラススワップ | マイナススワップ |
トルコリラ/円 | プラススワップ | マイナススワップ |
南アランド/円 | プラススワップ | マイナススワップ |
売りのトラリピはあまり初心者向きではないので、買いトラリピを最初に始めるとすると、ユーロ/円以外を選んでおくとよいです。
中でも高低差の少ないかつ総推移の多い通貨ペアである豪ドルやNZドル、加ドルで比べると、豪ドルやNZドルより加ドルの方が2倍高くなっています。
リスクを抑えてトラリピ運用するならカナダドルが一番おすすめ
カナダドル/円はトラリピおいてもっともおすすめな通貨ペアです。
- 高低差が少ない
⇒低リスク - 底値と現在のレートの差が低い
⇒低予算で安全に運用できる - 買いポジならプラススワップ
⇒スワップによる損失の心配がない - 総推移が多い
(高低差の少ない通貨ペアで比べると)
一番儲けが大きいというわけではありませんが、リスクとリターンを考えたときに、ほとんどリスクのない中で高いリターンを取れる通貨ペアとなっています。
数百万規模の高い予算を持っているのであれば、どの通貨でも安定した資産運用はできますが、トラリピにおいても複数通貨ペアで分散投資した方が良いです。
その時に、低予算でも運用できるカナダドルは1つの候補に入れておきましょう。
予算が数十万の人の場合は、他の通貨だと充分に利益の出るトラリピ運用ができる通貨ペアは限られます。
ただカナダドル/円なら30万円もあれば十分に利益が出ますので、まずはカナダドル/円で一考してみるのがおすすめです。
利益率の高さで選ぶなら英ポンド/円がおすすめ
リスクなどを考えずに、高い利益率で選ぶなら英ポンド/円がおすすめです。
- 総推移が最も多い
⇒取引成立数が多くなる - 買いポジならプラススワップ
単純に取引成立数が多くなりやすいので、取引成立回数が増えて、利益は高いです。
ただ高低差も多いので、適切なところにレンジ幅を設定するのは難しいと言えます。
レンジ相場を読まないといけないので、これまでFXに触れて来た中級者向けの通貨ペアです。
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もし塩漬けになってしまったとしても、プラススワップの金利で資産は毎日増え続けます。
特にカナダドルは30万円もあれば、ローリスクでトラリピ運用できますので、まずは無料でトラリピ運用を始めてみるのがおすすめです。
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