トラリピを始めるにあたって
「ストップロスとロスカットってどう違うの?」
「ストップロスは設定した方が良いの?」
といった疑問を抱えるかもしれません。
そこで今回はトラリピ初心者向けにストップロスとロスカットの違いやストップロスは設定した方がいいのかどうかまとめてみました。
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目次
ストップロスとロスカットは誰が損切りをするか
ストップロスとロスカットの違いについて簡単に説明すると、誰が損切りするかの違いしかありません。
- ストップロス
⇒自分で損切りラインを設定して損切りするもの - ロスカット
⇒FX会社側から強制的に損切りラインを決められて損切りされてしまうもの
またトラリピではストップロスの設定は自由ですが、ロスカットはもちろんマネースクエアから設定されています。
ちなみにロスカットの基準はFX会社によって違うのですが、マネースクエアの場合は「東京15時ロスカット」と「自動ロスカット」の2種類あり、違う基準です。
- 東京15時ロスカット
⇒15時時点で維持率が100%を下回った場合ロスカット。 - 自動ロスカット
⇒時間に限らず維持率が80%を下回った場合ロスカット
つまり維持率が80%になったら、どんなときでもロスカットされます。
ただ維持率90%であれば、まだロスカットはされませんが、15時時点で80~99%の維持率が確認された場合はロスカットされるということです。
維持率については別の記事でもまとめていますので、参考にしてみてください。
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トラリピの維持率ってどのくらいが安全?目安は何%くらい?
FXでは「維持率」と呼ばれるものがあり、リスク管理の指標の1つとして使われています。 「トラリピしたいんだけど維持率はどのくらいを目安にしたらいい?」 「維持率はどれくらい高ければ安全な ...
トラリピでまず見るべきロスカットは「東京15時ロスカット」
トラリピには東京15時ロスカットと自動ロスカットがあると説明しましたが、トラリピで取引する際に、まず見るべきは東京15時ロスカットです。
トラリピはほったらかしにしながら運用するタイプのFXなので、そもそも維持率100%を超えない取引をしてはいけません。
そして維持率100%超えていれば80%ラインの自動ロスカットに引っかかることはないです。
ちなみにトラリピのらくトラ運用資産表を使えば、維持率を計算しなくても「東京15時ロスカット」の値を表示してくれます。
自動ロスカットを気にする必要はありませんので、トラリピする際は東京15時ロスカットの値に気をつけて投資するようにしましょう。
トラリピはストップロスを設定した方が良いの?
次にトラリピでストップロスを設定した方が良いのかどうか解説していきます。
ストップロスは自分で設定する損切りラインなので、どちらかというと設定した方がリスク低減に良いのですが、人によっては設定しなくてよいのも事実です。
トラリピでストップロスを設定しなくてよいケースとした方がいいケースについてまとめてみましたので、今後の参考にしてみてください。
トラリピでストップロスの設定をしなくてよいケース
ストップロスはどちらかというと設定しなくても良いケースがあります。
もちろん損切りという目線ではストップロスを設定した方が良いのですが「ロスカットしないだろう」と考えるのであれば設定する必要はありません。
例えば豪ドル/円で買いトラリピを仕掛けるとして下図のようにロスカット価格が設定されたとしましょう。
この設定だと豪ドルが68.91円までレートが下がってしまったときロスカットします。
ただ豪ドル/円のチャートを見ると、ここ10年近く70円を下回ったことはありません。
豪ドル/円が70円を下回ったのは、2008年のリーマンショックの時しかないです。
こうなると「68.91円ならまぁロスカットしないだろ」と思いませんか?
リーマンショック並みの経済危機はそうそう起こるもんでもありませんし、もし起こったとしたらトラリピだけでなく、他の投資でもほぼ確実に損失が膨らみます。
自分なりに「このロスカット値ならまぁロスカットすることはないだろう」と自信があるのであれば、ストップロスを設定する必要はありません。
私も今のところストップロスを設定するつもりはないです。
トラリピでストップロスを設定した方がいいケース
ここまではトラリピにおいてストップロスは設定しなくても良いという話でしたが、人によっては設定した方が良いケースもあります。
もしあなたが「損失は何%までに抑えておきたい」と損切りを徹底するのであればストップロスは設定した方が良いです。
ここでも豪ドル/円を例えにお話ししますが、70円を下回らないというのはあくまで予測です。
リーマンショック並みの経済危機はそうそう来ないと言ったものの、万が一に来る可能性もないわけではありません。
ただストップロスを設定しておかないと68.91円に落ちるまでロスカットしてくれませんので、もし急にレートが落ちたときはかなりの損失となります。
例えば2018年11月現在の豪ドル/円は78~82円の間でレンジ相場になっているのですが、もし68.91円までレートが下がったとしても、ストップロスを73円に設定しておけば、68.91円ではなく73円で損切りしてくれます。
自分で「損失は30%に抑えたい」というのであれば、ストップロスを設定しておかないと、万が一の時に損失が簡単に30%以上にも膨らんでしまうケースがあるのです。
「絶対にロスカットしないだろう」と自信を持てない設定でトラリピをする場合は、ある程度のストップロスを設定しておいて、いつでも損切りできる状態にしておくことがリスク低減につながります。
あなたの投資スタイルに合わせてストップロスするかどうかを決めればOK
今回はトラリピにおけるストップロスとロスカットについてまとめてみました。
正直なところ、私個人の意見としては、ストップロスを無理に設定する必要はないと考えています。
というのもトラリピはほったらかしにしながら運用するものですので、投資する際は最初から「これならロスカットしない」という設定で資産運用するからです。
豪ドル/円であれば70円は下回らないと思いますし、その低いリスクを取ってまでトラリピでリターンを得ようとは思いません。
ただ豪ドル/円が70円を下回らないだろう、というのはあくまで私個人の見解ですので、みなさんも自分でいくつか見解を立てて「これならロスカットしないだろう」という設定を探してみることをおすすめします。
私と違う戦略でトラリピする際は、もちろんストップロスを設定した方が良いので、設定してリスクを低くした投資をするようにしましょう。
ちなみにトラリピでらくトラ運用資産表を使えば、ストップロス設定時の損失額も簡単にシミュレートしてくれます。
ストップロス損失額をしっかり計算しながら、自分の予算を超えることがないように注意しましょう。
私は「東京15時ロスカット」の値をストップロスの値にセットして、万が一があっても自分の予算内で返済できるかどうかを確認するために使っています。
らくトラ運用資産表は口座開設すれば、誰でも利用できますし、入金しなければいけないという制約もありません。
トラリピするかどうか迷っている方は、無料で口座開設だけしておいて、自分の予算内でトラリピ出来るかどうか、運用資産表を使いながら考えてみるのをおすすめします。
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