「ソーシャルレンディングを始めたいけど、どこを選べばよいか分からない」
「ソーシャルレンディングを比較するときはどのポイントで比較すればいいの?」
資産運用の方法として少しずつ投資し始められているのがソーシャルレンディングです。
ただソーシャルレンディングは事業者によって違いが大きいため、自分がいったいどこの事業者でソーシャルレンディングを始めればよいか迷ってしまいます。
ただ違いが分かってしまえば、簡単に選べますので、今回はソーシャルレンディング事業者を比較できるようにまとめてみました。
目次
- 1 ソーシャルレンディングを比較する前に
- 2 ソーシャルレンディングを選ぶ3つのポイント
- 3 先におすすめなソーシャルレンディングを紹介
- 4 ソーシャルレンディング運営会社を比較したまとめ
- 4.1 maneo
- 4.2 アップルバンク
- 4.3 キャッシュフローファイナンス
- 4.4 さくらソーシャルレンディング
- 4.5 Green Infre Lending(グリーンインフラレンディング)
- 4.6 AMERICAN FUNDING(アメリカンファンディング)
- 4.7 Smart Lend(スマートレンド)
- 4.8 Crowd Lease(クラウドリース)
- 4.9 GAIA FUNDING(ガイアファンディング)
- 4.10 LCレンディング
- 4.11 SBIソーシャルレンディング
- 4.12 Owners Book(オーナーズブック)
- 4.13 Lucky Bank(ラッキーバンク)
- 4.14 SAMURAI
- 4.15 Trust Lending(トラストレンディング)
- 4.16 ジェイ・レンディング
- 4.17 TATERU FUNDING(タテルファンディング)
- 4.18 Crowd Realty(クラウドリアルティ)
- 4.19 レンデックス
- 4.20 Pocket Funding
- 5 実質運営されていないソーシャルレンディング運営会社
- 6 できるだけ多くのソーシャルレンディングに分散することがおすすめ
ソーシャルレンディングを比較する前に
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ソーシャルレンディングはそれぞれに特徴がありますので、あなたがどのように資産運用をしたいのかによって、おすすめなソーシャルレンディングは変わってきます。
一部のソーシャルレンディングが良くて、他のソーシャルレンディングがおすすめできないということはありません。
ソーシャルレンディングは様々なポイントで住み分けが出来ていますので、あなたが重視したいポイントはどこなのかによって利用するソーシャルレンディングを選ぶと良いでしょう。
そこでまずはソーシャルレンディングを比較する際に重視してみる3つのポイントについてまとめてみました。
ソーシャルレンディングを選ぶ3つのポイント
期待利回り
資産運用をするのですから、一番気になるのは利回り、つまり利益がどれくらい入るのかです。
ソーシャルレンディングによっては期待利回りが1%のところもあれば10%台のところもあるなど違いがあります。
ちなみにソーシャルレンディングの利回りの平均値はだいたい7~8%です。
ただ利回りが高いところはそれだけリスクが高くなるケースも多いので、慎重に選んだほうが良いでしょう。
利回りが低すぎても問題がありますし、あなたがどれ位の利回りで資産運用したいのかで決めることをおすすめします。
運用期間
ソーシャルレンディングによりますが、資金を一度投資すると運用期間が終了するまで返ってこない場合がほとんどです。
毎月分配するタイプのソーシャルレンディングでも大部分の資金は運用期間終了後に返還されるのがほとんどですので、注意しましょう。
3年を要する運用期間のファンドだと3年間お金を預けっぱなしで引き出せませんので、あまり余剰資産が多くない人にはおすすめできません。
ちなみにだいたい3ヶ月~3年ぐらいのスパンで運用期間が設定されていることが多いです。
ソーシャルレンディングによってメインで扱っている運用期間の長さは違いますので、利回りと一緒に運用期間の長さも考慮するようにしましょう。
担保・保証などのリスクヘッジ
ソーシャルレンディングによっては、投資先のファンドに対して担保や保証をつけている場合があります。
全くつけていないところもあれば、担保を必ずつけているところもありますので、安全性を重視したいのであれば担保ありのファンドを多く取り扱うソーシャルレンディングを選ぶと良いでしょう。
ただ担保がつく分、利回りは下がってしまうケースが多いのは仕方がないといえるかもしれません。
また担保ありと言っても、ソーシャルレンディングによっては投資金の何%を担保してくれているのかはバラバラですので注意しましょう。
全額担保してくれるところもあれば、70%ほどしか担保してくれないところもあります。
先におすすめなソーシャルレンディングを紹介
ソーシャルレンディングを比較する上で見るべき3つのポイントについてまとめてみました。
利回りと運用期間、担保・保証の3ポイントが重要なのですが、今回は1つずつソーシャルレンディングを解説する前に、この3ポイントを加味した上でおすすめなソーシャルレンディングを紹介します。
利回りで選ぶならクラウドクレジット
もしあなたが利回りを重視してソーシャルレンディングを選びたいのであれば、一番おすすめなのがクラウドクレジットです。
クラウドクレジットは海外の新興国向けに融資するソーシャルレンディングであり、利回り10%超えのファンドを多く募集しています。
利回り10%超えのファンドは他のソーシャルレンディングでもたくさんあるのですが、クラウドクレジットは海外向けのソーシャルレンディングですので比較的に利回りが抜群に高くなるケースがあるのです。
海外向けということで、海外に融資するときとローンを返済してもらうときの計2回に外貨両替があります。
例えば融資するときは円からドルに両替し、返済時はドルから円に両替するなどです。
融資する時と返済するときはドル円の相場が動いていますので、為替の影響で利回りが予想以上に高くなることがあります。
1ドル100円の時にあなたが10,000円を融資したとしたら、相手は100ドルを受け取ります。返済時は10%の利子をつけるとして110ドルを相手が返すとしましょう。その時1ドル150円で両替して返済した場合、返ってくるお金は16,500円です。
本来であれば利子10%なので11,000円返ってくるはずなのですが、為替相場の変動のおかげで利回り65%となります。実際はこれほど為替相場は動きませんが、実際にクラウドクレジットで利回り約28%で返済されたファンドがあったのは事実です。
アベノミクスの影響で円安は続いていますので、このまま高い利回りで返済される可能性も高いと言われています。
一度投資した後は放置してるだけで利回り20%台を超えるのは、他のソーシャルレンディングと比較してもクラウドクレジットくらいでしょう。
利回りを重視するのであれば、クラウドクレジットでの資産運用をおすすめします。
クラウドクレジットの口座開設はこちら
運用期間や担保・保証で選ぶならクラウドバンク
運用期間の短さや担保・保証の厚さで選ぶならクラウドバンクをおすすめします。
クラウドバンクの運用期間は3ヶ月~8ヶ月のファンドが多く、ソーシャルレンディング業界では運用期間が短いことで人気があります。
また担保・保証がついているファンドが多いので、万が一のことがあっても安心です。他のソーシャルレンディングでも担保や保証がついているのですが、よく比較するとクラウドバンクほど全額担保をつけているファンドが多いソーシャルレンディングは他にありません。
クラウドバンクで扱っている風力発電や太陽光発電のファンドはほとんどが全額担保をつけていますので、あなたが投資した金額が返ってこないことはほとんどないです。
さらにファンドの利回りは6~8%であり、低すぎず高すぎずの平均的な利回りを実現しています。
リスクを抑えながら平均的な利回りで資産運用をしたい方はクラウドバンクでの資産運用をおすすめします。
クラウドバンクの口座開設はこちら
ソーシャルレンディング運営会社を比較したまとめ
他にもソーシャルレンディングはたくさんあります。
簡単に扱っているファンドに多い利回りや運用期間、担保の有無などをまとめて比較してみました。
ソーシャルレンディングは1つだけ選ばずに複数のソーシャルレンディングに分散して投資することもリスクヘッジとして大切です。
利回りや運用期間、担保の有無からあなたの資産運用に合うスタイルのソーシャルレンディングを見つけてみてください。
maneo
利回り:5~8%
運用期間:2ヶ月~36ヶ月など様々
担保:約60%のファンドは担保付き
maneoは日本初のソーシャルレンディングであり、他のソーシャルレンディングと比較しても最大手です。
maneoについては別の記事でも詳しくまとめていますが、国内ソーシャルレンディングの50%以上はmaneoがシェアしていますので、日本のソーシャルレンディングのほとんどはmaneoだと言っても過言ではありません。
maneoとは?日本初のソーシャルレンディング最大手!
またmaneoはグループとして傘下に9社のソーシャルレンディングがあります。
本来であれば、maneoグループすべてのソーシャルレンディングで投資するには9社分口座開設をして本人確認などの手続きを取らなければいけませんが、maneoだけ口座開設すれば他9社の投資家登録は簡単です。
つまりmaneoにさえ口座開設しておけば、maneoを含めた計10社分まで範囲を広げて投資することが出来ます。
とりあえずどこから初めて良いか分からない場合はmaneoに口座開設しておくと良いでしょう。
ソーシャルレンディングで資産運用していくうちに、殆どの投資家が複数社の口座を開設していきますので、先にmaneoで開設しておいたほうがが早いし楽です。
【maneoで口座開設すると面倒な手続きなしで投資家登録できるソーシャルレンディング】
- アップルバンク
- キャッシュフローファイナンス
- さくらソーシャルレンディング
- グリーンインフラレンディング
- アメリカンファンディング
- スマートレンド
- クラウドリース
- ガイアファンディング
- LCレンディング
アップルバンク
利回り:9%~10%
運用期間:2ヶ月~6ヶ月
担保:全案件に担保あり
アップルバンクはmaneoグループのソーシャルレンディングです。
クラウドバンクよりも高い利回りと短い運用期間ですが、全額担保までするファンドはありません。
ただ比較的に安定した資産運用ができますので、クラウドバンクと合わせて資産運用するのも良いです。
不動産投資事業をメインで行っているものの、給料前払いの立替えシステム事業を取り扱っているなど、他と比較すると特徴のあるソーシャルレンディングです。
キャッシュフローファイナンス
利回り:8%以上
運用期間:3ヶ月~18ヶ月
担保:約60%
キャッシュフローファイナンスはmaneoグループのソーシャルレンディングですので、投資する場合はmaneoへ口座開設をしておくと良いでしょう。
国内不動産や事業性資金ファンドを多く取り扱っています。
これといった特徴があるわけではありませんが、安定した利回りですので、分散投資先の1つとして候補に入れておくと良いでしょう。
さくらソーシャルレンディング
利回り:約7%
運用期間:3ヶ月~12ヶ月
担保:ほぼ全てが担保付き
さくらソーシャルレンディングは地方企業に特化したソーシャルレンディングです。資産運用しながらも地域の活性化に貢献できるメリットがあります。
利回りは平均的ですし、担保付きのファンドも多いので、比較的に安心して投資可能です。
maneoグループですので、さくらソーシャルレンディングで資産運用する場合はmaneoから口座開設することをおすすめします。
Green Infre Lending(グリーンインフラレンディング)
利回り:12%
運用期間:2ヶ月~24ヶ月
担保:全案件に担保あり
グリーンインフラレンディングは再生可能エネルギー事業に特化したソーシャルレンディングです。
他のソーシャルレンディングと比較すると、2018年現在で一番高い平均利回りを記録しています。
期待利回りが10%を下回るファンドが一度もないので、常に高利回りファンドを実現させており、担保もあるぶん人気のあるソーシャルレンディングです。
クラウドクレジットのように利回りが20%を超えることはありませんが、担保ありで安定して10%台の利回りが出るのはおいしい投資先と言えるでしょう。
グリーンインフラレンディングはmaneoグループですので、投資する場合はmaneoへ口座開設してから投資家登録することをおすすめします。
AMERICAN FUNDING(アメリカンファンディング)
利回り:8~10%
運用期間:8ヶ月~12ヶ月
担保:全案件に担保あり
アメリカの不動産投資に特化したソーシャルレンディングです。
不動産を担保に取っていますので、全案件に担保が付いています。
少し運用期間が長めですが、高い利回りと担保がついていますので比較的安心して高い利息を期待した資産運用が可能です。
アメリカンファンディングもmaneoグループですので、投資する場合はmaneoの口座開設から先に済ませることをおすすめします。
Smart Lend(スマートレンド)
利回り:6%
運用期間:3~9ヶ月
担保:約55%
海外の事業支援型ローンファンドを主に取り扱っています。
利回りは平均的で担保率もそう高くありませんので、これといって目立つところはなく、着実に融資、返済を行っているソーシャルレンディングと言った印象です。
2016年4月にはじまったばかりなので、これからといった印象もあります。
maneoグループのソーシャルレンディングですので、分散投資先として投資しておくのも良いでしょう。
Crowd Lease(クラウドリース)
利回り:8~10%
運用期間:3ヶ月~6ヶ月
担保:ほぼ全てのファンドに担保あり
クラウドリースは店舗型ビジネスに特化したソーシャルレンディングです。
クラウドバンクと同じように短い運用期間で担保付きのファンドが多くなっています。利回りがクラウドバンクよりも少し高いのですが、全額担保が多いという面ではクラウドバンクのほうが安全に資産運用できるといえるかもしれません。
ただクラウドリースはある程度の担保は取っていますので、リスクを少し上げる分、高い利回りをクラウドリースで狙いに行くのも良いでしょう。
クラウドリースはmaneoグループですので、投資したい場合はmaneoの口座開設から済ませることをおすすめします。
GAIA FUNDING(ガイアファンディング)
利回り:10%
運用期間:12ヶ月以上が半数
担保:全てのファンドに担保あり
ガイアファンディングはアメリカの不動産投資に特化したソーシャルレンディングであり、アメリカンファンディングと似ています。
ただアメリカンファンディングと比較すると運用期間が長くなっていますので、長い運用期間でずっと放置しておきたい人にはガイアファンディングのほうが向いているでしょう。
またガイアファンディングの案件には為替ヘッジが付いていますので、クラウドクレジットのように為替によって利息が変動することはありません。
安定して10%近くの利回りを得られるという面では優れています。
ガイアファンディングもmaneoグループですので、投資する場合はmaneoから口座開設するのがおすすめです。
LCレンディング
利回り:4~10%
運用期間:6ヶ月~12ヶ月
担保:約65%
LCレンディングは国内不動産に特化したソーシャルレンディングです。
運用期間は短い期間から長い期間までありますが、大体のファンドは6ヶ月~12ヶ月となっています。
担保の付いていないファンドだと利回りが高く8%ほどになりますが、担保を付けると5%ほどになりますので、担保付きのファンドを選ぶかどうかで投資するか決めても良いでしょう。
他にも担保ありで利回りの高いソーシャルレンディングはありますので、無理に選択することもないでしょう。
ちなみにLCレンディングもmaneoグループですので、口座開設する際はmaneoから手続きすることをおすすめします。
SBIソーシャルレンディング
利回り:3.2~10%
運用期間:4~36ヶ月
担保:ほぼ全てのファンドに担保あり
SBIソーシャルレンディングはSBIグループの100%子会社です。
maneoに次ぎ、業界第2位の大手ソーシャルレンディングであり、SBIグループという知名度から多くの投資家が利用しています。
最初の頃は利回りが4%未満のファンドが多かったものの、最近は多種のファンドを取り扱っており、10%ほどの利回りがあるファンドも増えてきました。
不動産や再生可能エネルギーなどメジャーなものからカンボジア実習生ファンドなどの特長的なものも扱っております。
ソーシャルレンディング業界で比較してもかなり大手ですので、これまでの実績を加味して投資先に選ぶのも良いでしょう。
Owners Book(オーナーズブック)
利回り:5%
運用期間:1年~2年
担保:全てのファンドに担保あり
オーナーズブックは不動産に特化したソーシャルレンディングです。
2014年から運営されていますので、他のソーシャルレンディングに比べると昔からあると言えるでしょう。
長く運営していますが、これまで貸し倒れを起こしたことはなく、全てのファンドにも担保がついていますので、少し利回りに魅力がないものの、安心して資産運用をしたい方におすすめです。
Lucky Bank(ラッキーバンク)
利回り:6~10%
運用期間:2~3ヶ月、15~20ヶ月
担保:全てのファンドに担保あり
ラッキーバンクは不動産投資に特化しているソーシャルレンディングです。
不動産投資ですので全てのファンドに担保がついているのですが、利回りが8~9%のファンドも多く、人気があります。
利回りが9%以上のファンドに関しては募集が始まってから1分程度で応募が埋まるほどの人気です。
朝の10時や20時に募集開始することが多いため、募集開始前はパソコンに張り付いておかなければ、好条件のファンドに投資するのは難しいでしょう。
クラウドバンクほどではありませんが、運用期間が長めのファンドの中には全額担保のあるファンドもありますので、安全性を重視して投資したい方にはおすすめです。
SAMURAI
利回り:5%~10%
運用期間:6ヶ月~
担保:ー
SAMURAIは数少ない、証券会社が運営しているソーシャルレンディングです。
もともとはスマートエクイティという名称でソーシャルレンディングを行っていましたが、改名してリニューアルされました。
SAMURAIはサプリ生活ボンドやトランクルーム事業用地など比較的特殊なファンドを取り扱っています。どちらも社債へ投資するタイプでこれまでのソーシャルレンディングとは違うタイプです。
全く別タイプのソーシャルレンディングに分散投資したい場合はSAMURAIを候補に入れておくのも良いでしょう。
Trust Lending(トラストレンディング)
利回り:6%~10%
運用期間:3ヶ月~24ヶ月
担保:ほぼ全てのファンドに担保あり
トラストレンディングは不動産投資を中心としたファンドを取り扱っています。
他のソーシャルレンディングと違って、預託口座がないため、投資するファンドを決めてから入金する形を取っており、返済時は直接銀行口座へ返済してくれる仕組みです。
ただトラストレンディングは募集しているファンド数が少ないため、たまに募集されていてもすぐに応募が埋まってしまう傾向がありますので、投資する際には注意が必要となります。
ジェイ・レンディング
利回り:4~6%
運用期間:6~24ヶ月
担保:全てのファンドに担保あり
ジェイレンディングは2015年11月にサービスを開始していますが、2018年1月現在までに全4件のファンドしか募集していません。
1年に1~2本ペースですので、あまり積極的ではないように見受けられます。
また最低投資金額は500,000円に設定されているため、敷居は高めです。さらにそれほど魅力的な利回りでもないため、無理して利用することもないと言えるでしょう。
TATERU FUNDING(タテルファンディング)
利回り:4.5%程度
運用期間:3ヶ月~12ヶ月
担保:全てのファンドに担保あり
タテルファンディングはアパート物件への投資を行う不動産型のソーシャルレンディングです。
あまり取り扱っているファンドは多くないものの、すべてのファンドに担保は付いており、安定した資産運用ができます。
他のソーシャルレンディングと比較すると、アパート物件への投資という珍しさはありますが、利回りや運用期間を見ると、他にもっと好条件のソーシャルレンディングはありますので、メインで利用するというより、分散投資としてサブで投資するのが良いでしょう。
Crowd Realty(クラウドリアルティ)
利回り:6.5~10%
運用期間:12ヶ月~36ヶ月
担保:ー
クラウドリアルティは国内外を問わない不動産投資に特化したソーシャルレンディングです。
日本国内のファンドではボロボロになった不動産の再生などを行っており、他の不動産ソーシャルレンディングと比較して一味違うものとなっています。
利回りもそれなりにありますので一風変わった投資先に投資してみたいという方はクラウドリアルティも利用してみると良いでしょう。
ただクラウドリアルティはまだ始まったばかりのソーシャルレンディングですので、募集している案件は少ないですので注意が必要です。
レンデックス
利回り:9.5%~10%
運用期間:6ヶ月、11ヶ月
担保:すべてのファンドに担保あり
レンデックスは2017年7月に開始されたばかりで、国内の不動産を取り扱っているソーシャルレンディングです。
運用期間は6ヶ月か11ヶ月が多いのですが、これから運営していくうちに増えていく可能性はあります。
まだまだこれからなのでどういう利回りのファンドが多く、運用期間に特徴が出てくるかは分かりません。
2018年1月段階では、高い利回りで1年以内の運用期間、加えて担保つきですので、試しに始めてみるソーシャルレンディングとして選ぶのも良いでしょう。
Pocket Funding
利回り:4%~8%
運用期間:5ヶ月~12ヶ月
担保:全てのファンドに担保あり
ポケットファンディングは沖縄県発の不動産投資を扱っているソーシャルレンディングです。
まだまだこれからなところがありますが、1年以下の運用期間で平均的な利回りのファンドを扱っています。
今のところ他のソーシャルレンディングと比較して突出したところがないものの、これから先どのようなソーシャルレンディングになるかは分かりません。
今後に期待し、分散投資先として資産運用するのも良いでしょう。
実質運営されていないソーシャルレンディング運営会社
AQUSH(アクシュ)
AQUSHは2009年に運営を開始しており、日本で2番目にできたソーシャルレンディングです。
しかし昔に貸し倒れが相次ぎ、現在は募集を行っていません。
ホームページは残っているものの、実質的には閉鎖されているソーシャルレンディングです。
みんなのクレジット
投資家に発表していた説明とは異なる運用方法で投資資金を運用していたことが発覚し、業務停止命令を受けて、営業再開の目処はたっていません。
ファンドの募集は扱っておらずに、現在残っているファンドの返済を続けているのみになります。
できるだけ多くのソーシャルレンディングに分散することがおすすめ
今回はソーシャルレンディング事業者について簡単にまとめて比較してみました。数多くのソーシャルレンディングがあり、人によって投資先の選び方に違いはあるでしょう。
ソーシャルレンディングのほとんどはこれまで元本割れを起こしていないので、安心して資産運用できると思っている人も多いかもしれません。
しかしソーシャルレンディングはいかにこれまで安全性が高かったといえ、一応投資です。
万が一のリスクを考えて投資していく必要があります。
1つのソーシャルレンディングに絞ってしまった場合、もしかするとその投資先の企業が突然営業停止するということもあるかもしれません。
投資は分散投資が基本ですので、ソーシャルレンディングの事業者も分散して投資を行うようにしましょう。
最初から全てのソーシャルレンディングの口座開設をするのも大変なので、まずは2~3つの口座を開設することをおすすめします。
口座開設の手続きが面倒な場合は、maneoに一度口座開設してしまえば、簡単に10社分のソーシャルレンディングへ分散投資することが可能です。
あなたの投資方法に合わせて比較し、まずはいくつかのソーシャルレンディングの口座開設から始めてみましょう。