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maneoは貸し倒れした案件があった
maneoは2008年10月に設立された日本初のソーシャルレンディングです。maneoは今でこそ貸し倒れ0件を公言していますが、実は貸し倒れを起こしていた過去があります。
そのことに関してmaneoは実は怪しい会社なんじゃないかと疑ってしまう人も多いですが、そんなことはありません。maneoが現在貸し倒れ0件を公言しているのにも納得のできる理由があるのは事実です。
今回はmaneoに貸し倒れ(デフォルト)があった過去の話を中心に説明していきます。またこれから貸し倒れが発生しそうな案件についてもまとめてみましたので、maneoで投資を始める前に参考にしてみてはいかがでしょうか?
そもそも貸し倒れとは
そもそも貸し倒れとは何なのか説明します。
貸し倒れとは「あなたがお金を貸した投資先が事業に失敗し、お金を返済してもらえない」ことです。
貸し倒れが起きてしまうと、あなたが貸したお金は全額返ってこない、もしくは一部が返ってこない状況となり、損失が発生します。ソーシャルレンディングを始めとした投資として貸し倒れは避けなければいけないものです。
特にソーシャルレンディングは貸し倒れがあると一気に信用度を失いますので、投資家が減ってしまい、ソーシャルレンディングの運営会社自体が倒産してしまうことも考えられます。ソーシャルレンディングにおいて貸し倒れは絶対にあってはならないことなのです。
どうして現在は貸し倒れ(デフォルト)0件と公言しているの?
maneoは2008年10月からソーシャルレンディングを運営していますが、2011年に運営方針をガラリと変えました。maneoは2008年にソーシャルレンディングを始めてから2011年まで個人向けローンと企業向けローンの2種類のファンドを取り扱っていたソーシャルレンディングです。
しかし2011年を境に個人向けローンファンドを取り扱うことをやめて、企業向けローンファンドに重視した運営を始めています。その経営方針を転換させてから、maneoは一度も貸し倒れを起こしていません。
そのためmaneoは「経営方針を変えてからは貸し倒れは0件です!」と公言しているのです。
個人向けローンを取り扱っていた頃は、maneo自身が投資先に貸し倒れが起きそうにないか、銀行よりも厳しいと言われるほどに審査をしていました。しかし個人向けローンのファンドで貸し倒れが次々と起こります。海外では個人向けローンが充分に成立していたため、それに倣ってmaneoも日本では個人向けローンを募集していましたが、次々と起こる貸し倒れに運営の存続が困難になってきました。そこで企業向けローンファンド専門になってからが新しいmaneoです。
maneoは経営方針を変えてからは貸し倒れ(デフォルト)0件
maneoは経営方針を変えてから、一度も貸し倒れを起こしていません。その実績があったからこそ、maneoの他にもソーシャルレンディングを運営する会社が続々と起ち上がっていったと言っても過言ではありません。
2013年からの4年間で設立されたソーシャルレンディングの運営会社は13社にも及びます。それほど経営方針を変えた後のmaneoは日本のソーシャルレンディングの手本となっているのは事実です。
外国ではもともと活発なソーシャルレンディングでしたが、今では日本もソーシャルレンディングと呼ばれる投資が周知の事実になろうとしています。
2017年3月に遅延発生!?
貸し倒れは一度も起きていないmaneoですが、返済が遅延してしまっているファンドがあることが発覚しました。
2017年3月に返済が遅延する案件が発生したのです。今回の遅延により、投資家の中では貸し倒れの兆しが見えてきたのではないかと不安に思う人もいました。
案件 事業性資金支援ローンファンド43号
貸付実行日 2015年11月6日
融資金額 35,000,000円
最終返済日 2018年11月28日
URL https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=280
残高 22,689,544円案件 事業性資金支援ローンファンド44号
貸付実行日 2015年11月6日
融資金額 22,258,152円
最終返済日 2018年11月28日
URL https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=281
残高 14,429,337円案件 事業性資金支援ローンファンド51号
貸付実行日 2015年11月11日
融資金額 12,740,000円
最終返済日 2018年11月28日
URL https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=291
残高 8,227,813円
※公式サイトより一部引用
今回遅延が発生したのは上記の3つのファンドです。
3つのファンドとも、事業者AVと事業者Cの2つの案件から成るファンドであり、実質は1つの投資先会社に遅延が発生しています。
当時は担保や保証がついておらず、回収が難しいと考えられましたが、実は担保がついていたようである程度の金額は回収されるようです。そのため、全額返ってこないわけではなく、一部のお金を損失するか、無事に回収されるのかの2択になっています。
融資実行当初は登記留保の状態でしたが、現在は登記申請し、登記済みの状態となっています。
投資家の皆様に告知しなかった理由は、これらの保全措置は融資金の全額を担保できるものとは言い難く、投資判断上の誤解を避けたいがためでした。
※公式サイトより引用
ある程度の担保を取っていたものの、貸し倒れが起きた時に全額を担保できるほどの金額ではなかったため、明示していなかったようです。
実際に遅延が発生し、maneoの投資は危ないと思う人は多いでしょう。しかし今回のケースをよく考察してみると、maneoでも安全な投資が出来ることは分かります。
「全額を担保できるものとは言い難く、投資判断上の誤解をさけたいがためでした。」
この文言は裏を返せば、担保付と表示しているファンドは全額を担保できるほどのものであるということです。
つまり担保付のファンドに投資をする分には、ほぼ安心できる投資だと考えられます。maneoのファンドは担保がついている案件のほうが多いため、もし遅延が発生しても投資金額はすべて返ってくる見込みが高いです。
今回の遅延が発生したファンドは担保表記がなかった案件だったがために、maneoの投資に危険があるという風に考えられます。
昔は失敗があったものの現在は安心できるmaneo
maneoは個人向けローンファンドを取り扱っていた頃は、とても安心して投資できるソーシャルレンディングではありませんでした。
貸し倒れが起き続けたことにより、日本ではソーシャルレンディングは流行らないと思いましたが、経営方針を変えて企業向けローンにしてからのmaneoは実績を着々とつけています。
maneoには少数ですが担保のついてないファンドもあるため、できるだけリスクを回避したい人は担保付きのファンドに特化した投資をすると、今後も銀行に預けているより効率の良い資産運用ができるといっても間違いではありません。
maneoは取り扱っているファンド数が他とは桁違いに多いです。にも関わらず、これまで貸し倒れを起こしていないところを見ると、それだけ安心して投資できるソーシャルレンディングであることは今後も変わらないでしょう。
maneoの金利は銀行の金利の約200倍近くです。maneoなら2万円あれば投資できますので、ソーシャルレンディングに興味がある方は試しにmaneoで資産運用を始めてみることをおすすめします。