「ウェルスナビって本当に大丈夫なの?デメリットってあるの?」
ロボアドバイザー、つまりはAIに資産運用を任せると聞くと、いったいどういう投資になるのか疑問が出てきます。
シミュレーション上では儲けが出やすい仕組みにはなっているのですが、もちろん損する可能性もないわけではありません。
そこで今回はウェルスナビのデメリットについてまとめてみました。ウェルスナビで資産運用をしてみて、どういうときに損失が出てしまうのかについてもまとめていますので、これからウェルスナビを始めてみようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
ウェルスナビの公式サイトはこちら
目次
ウェルスナビはデメリットが多い?
ウェルスナビはデメリットがたくさんあるものの、メリットの方が大きい資産運用です。
ウェルスナビのメリットについては別の記事で詳しくまとめていますが、AIが全て勝手にやってくれるというのは分散投資という観点だと投資しない手はありません。
ウェルスナビのメリット8つ!投資初心者向けに分かりやすく解説
例えば株やFXなどはチャートに張り付きながら、市場の情勢をニュースで読み取り、買い売りを決めていかなければいけないので、正直目が離せないです。
ただウェルスナビはお金を入れて放置してるだけでよいので、株投資をしている傍らで、ウェルスナビに資金を分散するという投資家も珍しくありません。
またウェルスナビはできるだけ損失が大きくならないようにAIが動いてくれますので、投資初心者が株式投資でよくやりがちな大損にはなりにくいです。
投資初心者でも始めやすい資産運用だといっても過言ではありません。
しかしウェルスナビにはデメリットがあるのも事実なので、デメリットをしっかり理解したうえで投資するかどうか決めるのをおすすめします。
ウェルスナビ6つののデメリット
儲かる投資ではない
投資と聞くと「数か月で100万円儲かりました!」「仮想通貨買ったら1年で資産が億超えました!」といった大きく儲かる話が多いです。
ただウェルスナビは短期間で大きく儲けが出ることはほとんどありません。
ウェルスナビをはじめとしたロボアドバイザー投資は長期に渡って資金を積み立てることで着実に利益を増やそうとするスタイルです。(ドルコスト平均法と言います)
ウェルスナビで投資すると決めたら10年以上は投資してみることを念頭に入れておくとよいでしょう。
ちなみに公式サイトでは1年あたりのリターンが「年率6.0%」過去25年間のリターンが「+146%」ぐらいの予測が立っていることを公表しています。
年率6%ということは1年で100万投資したら6万円儲けが出るということです。100万円を手元から離して6万円得るというのにあまりリターンを感じない人もいるかもしれません。
しかし銀行の定期預金の利率が「年率0.01%」であることを考えると、銀行に100万円預けるのとウェルスナビに投資するのとでは600倍もの差があると分かります。
もちろんウェルスナビが確実に年率6%出すということではありませんので、下がる可能性もありますが、場合によっては7%8%に上がる可能性もあるのです。
ちなみにウェルスナビはいつでも出金可能なので、やっぱりやめたいと感じたときはすぐにやめれます。銀行に預ければ、ほぼ損失はありませんが、心配な方は銀行とウェルスナビに資金を分けて貯蓄を考えてみるとよいでしょう。
手数料が高い
ウェルスナビは投資家に対して「預かり資金から年率1%分」を手数料として徴収しています。
※預かり資金が3000万円を超える部分は0.5%
この1%という数字が高いか低いかは人によりますので、投資家によってはデメリットに感じる人もいるでしょう。
しかし投資初心者の人からすると、年率1%という数字は安いです。
ウェルスナビは様々なETFを買い付けて分散投資することで、資産運用していくので、やろうと思えば、自分で同じように投資できます。その場合かかる手数料がだいたい0.1~0.2%と言われているため、ウェルスナビと同じ売り買いの仕方ができる人からすると手数料1%は高く感じるでしょう。
しかしウェルスナビと同じ動きで投資しようとすると、様々な種類のETFを買い付けたり売りつけたりしなければいけないため、かなり手間がかかります。
言ってしまえば、この手数料1%は手間賃とも言えるでしょう。
プロの投資家でも様々な投資先に買い付けたり、売りつけたりするのは時間がかかりますので、初心者がウェルスナビを使わずに自分で分散投資しようとしてもほとんど無理です。またウェルスナビは自動で資産配分を調整したり、出た儲け分を再投資してくれたりなど全ての取引を自動で行ってくれます。
さらにウェルスナビでは入金や出金、取引にかかわるすべての手数料は無料なので、かかる手数料は1%のみ。
手数料に悩みながら投資する必要がないのはウェルスナビのメリットと言えるでしょう。
元本割れする可能性は0ではない
元本割れとは投資した金額より運用している資産が減ってしまうことです。
ウェルスナビは投資ですので、市場の動きに左右されます。チャートを一度でも見たことがある方なら分かると思いますが、市場価格は波のように上がったり下がったりを繰り返しますので、一時的に元本割れすることは当然起こります。
価格が一度も下がらずに上がり続けてくれる投資対象は1つもありません。
前述したようにウェルスナビは長期間の運用を視野に入れた投資なので、最初のころは元本割れして下がっても気にすることはないでしょう。
為替リスクがある
株式投資だと日本国内の企業の株を買いますが、ウェルナビの場合は世界中のETFが投資対象となるので、為替リスクが生じます。
円とドルの価値は変動し続けており、投資先の銘柄に問題がなくても、日本円自体の価値が下がってしまったために損失が出るというデメリットもあるのです。
この為替を予想するのはプロの投資家でも難しいのですが、ウェルスナビの投資方法であれば、為替の影響を受けにくくなっています。
国際投資をする場合は必ずついて回るのが、為替リスクですので、ウェルスナビは為替リスクがあるというデメリットがあるものの、為替リスクを受けにくくする工夫はされているので、まだ安心です。
しっかり毎月、資金を積み立てることができれば、為替リスクの影響を受けにくくなりますので、無理のない範囲で積み立てておくとよいでしょう。
10万円ないと始められない
ウェルスナビで投資を始めるには最低でも10万円が必要です。
10万円以上の資金があって初めて資産運用できますので、敷居が高く感じるかもしれません。
しかしウェルスナビは世界中のETFにできるだけ分散投資することで、安定した利益の見込める投資となります。
資金額が10万円未満だと数種類の銘柄しか買えずに分散投資できませんので、損失が出る可能性が高いです。
10万円という価格設定は、できるだけ損失を出さないためにするためなので、仕方ないとも言えるでしょう。
とりあえず様子見で始めてみるのであれば、初月は10万円で始めて、毎月1万円ずつ積み立ててみるのはいかがでしょうか?
倒産リスク
ウェルスナビで損失が出る可能性として最後に考えられるのはウェルスナビを運営する会社の倒産です。
ウェルスナビはSBIやみずほ、SMBCなど大手の金融機関から出資を受けている企業なので、倒産する可能性はほとんどありません。
しかし万が一に倒産してしまったら、預けている資産はどうなるのか不安に考えてしまいます。
ただウェルスナビが、もし倒産してしまっても1,000万円までの資産は返金されますので安心です。
ウェルスナビは日本投資者保護基金と契約しており、ウェルスナビに万が一のことがあれば、資産を肩代わりしてくれるアテをつけています。
投資額が1,000万円を超える人はウェルスナビが倒産してしまうデメリットはあるものの、投資額が1,000万円以下なら倒産をリスクに考える必要はありません。
ウェルスナビはどんな人に向いている?
今回はウェルスナビにどんなデメリットがあるのかまとめてみました。
【ウェルスナビ投資に向いている人】
- これまで投資をしたことがない投資初心者
- 投資を始めたばかりで別で分散投資しておきたい人
- 銀行に預けているものの、まったく動かないお金がある人
- 10万円使って、とりあえず投資してみたい人
投資方法というのは様々なものがありますが、ウェルスナビはリスクの低い投資の1つです。
投資をしたことがない人が、いきなり株やFXを始めるのは損失が出る可能性が高く、あまりおすすめできません。
「投資の知識がないけど、資産運用しておきたい」という人はロボアドバイザーにすべて任せられるウェルスナビがおすすめです。
「人間の脳は投資に向いていない」とウェルスナビの柴山社長が言っている通り、人間は投資をしていて時に冷静な判断ができなくなってしまうものだと言えます。
損失が大きくなるまえに損切りできなかったり、買い時じゃないのに周りにつられて買ってしまったりなど、多くの投資家はコンディションやモチベーションによって損失の出やすい動きをしてしまうものです。
これまで投資にあまり携わっていない人は、相当高いセンスがない限り、自分で投資するよりウェルスナビで投資した方が確実だといっても過言ではありません。
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まずは10万円で始めてみるのがおすすめ
「ウェルスナビでちょっと投資してみたいな」
「やってみたいけどちょっと怖いな...」
ウェルスナビに興味があり、10万円の余剰資金があるのであれば、一度試しに10万円を使ってウェルスナビで投資してみるようおすすめします。
10万円が0円になるということはほとんどありえませんし、損失が出るといっても、急に数万円も損失が出ることはほとんどありません。
10万円ぐらいの投資であれば、最初のころは数百円~数千円ぐらいしか動かないので「やっぱりやめたい」というときはすぐに出金するとよいでしょう。
その場合は大きい損失になりませんし、数百円~数千円使って、ロボアドバイザーの投資体験をしてみたと考えれば安い買い物です。
最近は資産運用をする人が増えてきており、ウェルスナビをはじめとしたロボアドバイザーで投資する人が増えてきています。特に20代の若い世代に多く、着実に資産運用を始める若い人たちは増えているのです。
もし10万円の余剰資金があるのであれば、まずは試しにウェルスナビで資産運用してみるのをおすすめします。
手数料は年率1%だけなので、もちろん登録は無料です。
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