「THEOで投資したいと思ってるけど元本割れするかもしれないって本当?」
「THEOでの投資はどういうときに元本割れするの?」
初心者でも始めやすい資産運用として人気のあるTHEOですが、まったくリスクがないわけではありません。
そこで今回はTHEOの元本割れリスクについてまとめてみました。
THEOの公式サイトはこちら
目次
THEOで元本割れする可能性はあるの?
THEOは比較的、安定した利回りを実現する投資方法の1つですが、必ず損失が出ない投資ではありません。
状況によっては元本割れする可能性があります。
THEOは曲がりなりにも投資ですので、元本割れしてしまうことはあるでしょう。THEOは長期投資向けの資産運用方法ですので、短期間すぎると一時的な元本割れを起こしてしまうこともあるのです。
ただTHEOはロボアドバイザーの中でも低リスクを優先して自動投資してくれますので、元本割れする可能性はほとんどない投資方法となっています。
しかしTHEOが自動でやってくれると言っても、投資をする以上、ある程度はリスクに対して理解しておいたほうが良いです。
今回はTHEOの元本割れリスクについてまとめていますので、THEOで投資する際に心配な方は参考にしてみてください。
THEOで元本割れするときはどんなとき?
THEOで元本割れが起きるときは、自動であなたの投資金を運用しているロボアドバイザーが運用に失敗したときのみです。
THEOは投資者保護基金に加入していますので、もし運営の不備で倒産してしまった場合などは、投資者保護基金が代わりに1,000万円まで補償してくれます。1,000万円以上の資金を投入しないかつTHEOのロボアドバイザーが失敗しない限りは元本割れすることはありません。
それではどういうときにTHEOのロボアドバイザーが失敗してしまうのかまとめてみました。
リーマンショックがもう一度起こるとき
THEOは定期的に市場の動きを分析し、そのときに合わせて売買してくれます。また世界中のETFに分散投資していますので、THEOの利回りは世界経済の成長率に比例することが多いです。
そのため世界経済の成長率がプラスであればTHEOの利回りもプラスになりやすいですし、マイナスであればTHEOの利回りもマイナスになりやすくなっています。
そのためTHEOがマイナスの利回りを出しやすいときというのは過去の世界経済成長率から読み取ることが可能です。ここ50年の世界経済成長率を見てみるとマイナスだったのは2009年のリーマンショックが起きたときのみとなっています。
リーマンショック後はかなりきつい低迷期なイメージがあるものの、世界全体でみると、すべての国の景気が落ちているわけではなかったのです。リーマンショックが起きた次の年には経済成長率がプラスに転じ続けています。
つまりTHEOが元本割れをしやすいのはリーマンショックのような市場に大きなダメージを与える出来事が起こってしまったときといえるでしょう。
ここ50年を見るとそれ以外の出来事であれば、プラスに転じやすくなっています。このデータを見るとTHEOが元本割れを起こすのは理論上難しいと言っても過言ではありません。
またリーマンショックのような事件が起きても、長期的に投資することを考えれば、世界経済の成長率はプラス続きですので、投資する期間が長いほどプラスの利回りがでやすいとも言えるでしょう。
THEOで運用していた案件の業績が落ちるとき
リーマンショックのような事件が起きたときはマイナスに転じやすいTHEOですが、他にも元本割れを起こしてしまう原因が考えられます。
それはTHEOのロボアドバイザー自体が世界経済の成長率に合わせた動きができなかったときです。
いくらTHEOが世界中のETFに分散投資すると言っても、世界で取り扱っている全ての案件に投資するわけではありません。世界で取り扱っている金融商品の全てに投資できればできるほど、世界の経済成長率に近づいた利回りが実現しますが、いくらAIのロボアドバイザーでも完璧は難しいです。
もしかすると経済成長率がプラスだったとしても、少し差が出てしまい、元本割れを起こしてしまう可能性もあります。
THEOの扱っている銘柄がピンポイントで下がり、他の銘柄の価格が上がってしまえば、世界経済の成長率はプラスでもTHEOはマイナスというのも考えられるのです。
しかしTHEOはそうならないためにも1~3ヶ月ごとに市場を分析し、投資スタイルを変えるよう設定されています。つまり常に新しい市場の情報を取り入れながら、そのときに合わせて最適な投資をしてくれますので、THEOの扱っている銘柄だけ下がるなんて初心者投資家っぽい間違いを起こしにくいです。
またTHEOは2015年から運営されており、もう自動運用し始めてから約2年経っていますが、大幅な元本割れをして信用を落とす話を聞いたことはありません。中には一時的に元本割れしてしまった投資家もいたようですが、THEOはもともと5年10年の長期投資向けの資産運用ですので、ここ1,2年であればマイナスが出ることもあります。
短期的に見ると元本割れすることもありますが、長期的に見ればプラスに転じやすい投資ですので、元本割れしにくい投資と言えるでしょう。
THEOは長期的な目線で見ると確実に資産が増える?
THEOは長期投資向けの資産運用だと前述しましたが、世界経済が成長し続ける限りはプラスの利回りがでやすい資産運用となっています。
短期的に見ると、投資先の案件によって一時的な元本割れが起きてしまうかもしれませんが、5年10年と投資し続ける年数が長ければ長いほど経済成長率に合わせた利回りになりやすいです。市場のチャートを見たことのある人ならご存知かもしれませんが、相場は下がれば上がり、上がれば下がるを繰り返していきます。
一時的に下げることはよくあることですので、短期間で元本割れを起こしても、それほど気に病むことではありません。長期間の目線で資産運用できる方は、自動で運用してくれるTHEOはおすすめです。
大きく儲けられないものの、着実な資産運用ができる
THEOは世界経済成長率に近い利回りを出す仕組みとなっていますので、投資した金額が短期間で2倍3倍に膨れ上がることは難しいですが、低リスクで着実な利回りを得られる資産運用です。
「資産運用したいけどチャートに張り付くのは嫌だ」
「自分で考えて投資しても儲かる気がしない...」
このように考えてしまう場合はTHEOの自動運用に任せてしまったほうが良いでしょう。
投資に自信のあるプロでも大きいマイナスを出してしまうぐらいですので、自分で投資するとなると、利益を出すのは難しいです。
投資に労力をかけたくないものの、資産運用しておきたいという方はTHEOにいくらか預けてみることをおすすめします。
THEOで元本割れが起きてもある程度は大丈夫
THEOは必ず元本割れが起きないわけではないものの、他の投資方法と比べると元本割れの被害が小さいです。
投資者保護基金に加入しているということももちろんあるのですが、THEOは予想以上に価格が下がりすぎてしまう場合は、人間の感情抜きに損切りしてくれますので、損失も抑えられます。
投資初心者によくある失敗が「塩漬け」なのですが、THEOであれば確実に塩漬けによる損失を防いでくれるでしょう。
「塩漬け」とは簡単に説明すると、価格が高い時に買ってしまって、いざ買値より価格が下がってしまうと売りに売れずにずっと持っておいてしまうことを塩漬けと言います。
1000円で買い、3日後に900円へ下がってしまった時「あと少ししたら値段が戻るかも」と期待して売れない心理が働いてしまう人は多いです。そうして待っていると、800円700円と下がっていきますので、どんどん損失は膨らみます。
ただTHEOはAIですので、そういった投資に邪魔な感情はありませんし、しっかり市場にデータに基づいて損切りも決めてくれますので、予想以上の元本割れを起こすリスクも低いです。
これまで投資をしてこなかった人が、自力で投資を始めるよりはTHEOのロボアドバイザーに任せたほうが低リスクで高い利益を見込めるでしょう。
初めて投資に触れる方はTHEOで始めてみることをおすすめします。
THEOの公式サイトはこちら