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クラウドバンクはデメリットがあるソーシャルレンディング?
クラウドバンクでソーシャルレンディングを始めてみたいと思うものの、デメリットはないのか気になる方は多いです。インターネットで調べてみると、メリットばかりが目に入りますが、本当に評価の高いソーシャルレンディングなのか気になります。
今回はクラウドバンクのデメリットについてまとめてみました。
クラウドバンクはデメリットと言える部分があるものの、投資家によってはメリットにもなり得る事が多いため、人を選ぶソーシャルレンディングだと言っても過言ではありません。
クラウドバンクのデメリットがあなたにとってはメリットになることもありますので、今回どんな方にクラウドバンクが向いているのか説明していきます。
クラウドバンクの4つのデメリット
利回りが平均的
ソーシャルレンディング全体の利回りを見てみると2%のものもあれば10%を超える利回りもあり、ソーシャルレンディングによって様々です。
その中でもクラウドバンクの平均利回りは6.78%となっており、数字だけで見ると平均的な利回りに見えます。
利回りだけでみると、平均利回りが10%台のソーシャルレンディングがあるため、クラウドバンクの利回りは低く、デメリットの1つと言われることも少なくありません。
しかしクラウドバンクの平均利回りは高いです。
クラウドバンクは担保・保証付きの案件が多いことや運用期間が短い、1万円から投資できるなどかなりリスクが低いにも関わらず、平均利回りが6.78%もあります。
つまりクラウドバンクはリスクが低い割には利回りが高いファンドが多いということです。
利回りだけでソーシャルレンディングの運営会社を決めると、その分リスクも高くなります。しかしクラウドバンクは低いリスクの割には利回りが高いため、非常にコスパの良いソーシャルレンディングです。
他にもクラウドバンクにはメリットがありますが、別の記事で詳しく説明していますので、そちらを参考にしてみてください。
クラウドバンクのメリットは?7つの魅力的なメリットまとめ
運用期間が短い
クラウドバンクのファンドの運用期間は2ヶ月~36ヶ月であり、上限と下限を見ると幅広いのですが、殆どのファンドは大体4~6ヶ月の短いファンドが多いです。
運用期間が短いため、投資した金額がすぐに返還されます。すると次の投資をする間に資産が遊んでしまう時間ができるため、長期投資したい投資家からすると、運用期間が短いことはデメリットと言えます。
1年の運用=1年間分の利回りを得る
4ヶ月の運用⇒1ヶ月は次の投資先選び⇒7ヶ月の運用=11ヶ月分の利回りを得る
このように同じ期間であれば、連続して2つのファンドに投資するよりも1つのファンドのほうが効率的に利回りを得やすいのです。
しかし運用期間が長いファンドは投資初心者からするとデメリットになる場合もあります。ソーシャルレンディングは安全性が高いと言われていますが、投資初心者がいきなり長期のファンドに投資するのは少し不安があるものです。
慣れてしまえばどうってことはないのですが、初めて投資するのに1年や2年もお金を預けておくと、途中で本当に返ってくるのか不安になります。初めてソーシャルレンディングで投資をするのであれば、短い運用期間のファンドでお試し感覚で投資するほうが良いでしょう。
長期投資のみでリスクよりも利益を優先したい投資家には、クラウドバンクの運用期間が短いことはデメリットですが、投資初心者からすると、クラウドバンクの運用期間の短さはメリットになります。
早期返還が多い
クラウドバンクは早期返還が多いことでも有名です。
4ヶ月の運用期間を予定していても2ヶ月で返還されてしまうこともあります。こうなってしまうと当初は4ヶ月での運用で計算していたのに、実際は2ヶ月分の運用になってしまいますので、得られる利回りが減ってしまうのはデメリットです。
ただ早く返ってきた分、別のファンドに投資してしまえばよいのですが、またそこで前述したように資産が遊んでしまう期間が出ることがデメリットとなります。
投資初めのころは早く返還されると、すぐに利子込みのお金が返ってくるので嬉しい気持ちがあるのですが、長くソーシャルレンディングをやっていると、予定通りの運用期間で進まないことに億劫さを感じてしまうのは事実です。
最初の頃は早期返還を気にせずに投資してもよいのですが、ある程度慣れてきたら、早期返還を見越して投資ができるようになってきますので、早期返還が多いことは言うほど大きなデメリットではないでしょう。
行政処分を受けた過去がある
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クラウドバンクの大きなデメリットと言えば、過去に行政処分を受けた経験があることです。2015年7月と2017年6月の2回も行政処分を受けており、この時の信用はガクンと落ちたことは間違いありません。
ここでは行政処分の内容について簡単に説明します。
1回目の行政処分ではクラウドバンクが会社の資金と投資家から預かったお金を分別管理できていないところを突っ込まれ、3ヶ月の営業停止命令が出ました。
つまり投資家から預かったお金を使って、投資先の企業に融資しなければいけないのに、会社の資産と投資家から集めたお金をごちゃまぜにしてしまっていたことが問題とされたのです。
投資家からのお金をしっかり分別管理していないことは、お金を預かる業界としては、あり得ないことですので、業務停止命令が出るのもやむを得ないことでしょう。
2回目の行政処分では投資家に向けた広告に誇張表現や事実とは違う表現を使ったことで問題視されました。
ある不動産ファンドの事業内容の説明がそれ通りに行われておらず、投資家から集めたお金の運用方法を勝手に変更していた事実が明らかになったのです。営業者報酬の一部を投資家に還元すると言っておきながら、実際は還元を行っていなかったことも問題視されています。還元していなかったと言っても、実際に得た利回りに変更はないので、投資家の損失はありませんでした。
クラウドバンクは2回も行政処分を受けていることから、人気が下落して、もう存続が難しいのではないかと思う方も多いと思います。
しかし業務停止命令が解除された後も、募集しているファンドがすぐ埋まるなど、今でも人気のあるソーシャルレンディングです。
「どうして未だに人気があるのか?」という疑問には2つの答えがあります。1つはクラウドバンクは前述したようにリスクが低い割には利回りが高いファンドの多いソーシャルレンディングだからという理由です。そして2つ目が、この2回の行政処分は投資家からすると大したデメリットではないと判断されるところにあります。
運営がしっかりしていないということで行政処分を受けてはいますが、クラウドバンクで投資して損失があったことは未だにありません。損失が発生しなければ、あまり問題はないと考える投資家が多いため、今でもクラウドバンクは人気があります。
ソーシャルレンディング業界には、行政処分を受けていないものの、投資家に損失が起きたところもありますが、クラウドバンクは行政処分を受けるものの、今まで投資家に損失はないのです。
行政処分を受けているというデメリットがあるものの、実績を見ると高い利回りを実現しているソーシャルレンディングですので、メリットのほうが大きくなっています。
クラウドバンクには向き不向きがあるデメリット
クラウドバンクは投資家の投資スタイルによって向き不向きがあります。
クラウドバンクはどちらかというと、リスクが低い上に運用期間も短いことから、試しにソーシャルレンディングを始めてみたいと思っている方にはおすすめです。
しかしリスクは別として長期間で、10%台を超える高利回りの資産運用をしたい方にはあまり向いていません。
あなたがどちらの投資スタイルで行くかでクラウドバンクを利用するかどうか決めると良いでしょう。
これまでの実績は業界第3位とトップレベル
クラウドバンクは行政処分を2度受けていますが、ソーシャルレンディングとしての運営会社の実績はトップレベルです。
日本国内だけでも20個あるソーシャルレンディングの中では、これまで投資家から集まった金額が約160億円であり、業界第3位を記録しています。
中には実績が1億円を超えていない運営会社があることも考慮すると、クラウドバンクがどれほど実績のあるソーシャルレンディングなのかは明白です。
クラウドバンクは初心者におすすめのソーシャルレンディング
今回はクラウドバンクのデメリットについてまとめてみましたが、クラウドバンクはデメリットよりもメリットが大きく上回るソーシャルレンディングです。
どのソーシャルレンディングの運営会社もそれぞれのデメリットがあります。しかしクラウドバンクほどメリットのほうが大きいソーシャルレンディングは他になかなかありません。
特にクラウドバンクはリスク分散がしっかりされている上に、最低投資金額は1万円ですので、初めてソーシャルレンディングで投資をしてみたい方にはメリットが大きいです。
口座開設は無料でできますし、口座維持費も無料ですので、興味があるかたは、試しに口座開設からしておくことをおすすめします。
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