クラウドクレジット

クラウドクレジットは海外案件が豊富だから為替リスクがあるのは本当?

投稿日:2017年6月27日 更新日:

クラウドクレジットの為替リスクとは?

クラウドクレジットは海外特化型のソーシャルレンディングのため、為替リスクがある案件が多いです。

クラウドクレジットは南米やヨーロッパなどの新興国に融資しています。そのため私たち投資家が日本円で投資をした後に外国通貨に両替しなければいけません。両替は私たちの投資時と投資先の返済時に行われます。

つまり投資時と返済時に両替した時に起こる円相場の違いで収益が下がってしまうことがあるのです。

ドル円相場という言葉はほとんどの方が聞いたことのある言葉でしょう。円の価値は日々変動しており1ドル=100円のときもあれば、1ドル=90円の時もあります。この差によって収益が予定より増えたり減ったりなどの変動を引き起こすのです。それでは簡単な例えを使って為替リスクについて詳しく説明していきます。

 

あなたが海外の企業に1万円投資をしました。その頃は1ドル=100円だったので、相手は100ドル借りたことになります。
時が過ぎ、投資先の企業は借りた100ドルをあなたに返しました。この時は1ドル=90円です。
つまり、海外の企業は100ドル借りて100ドル返したにも関わらず、円の価値が上下していたために、あなたに返ってきたお金は9,000円しかありませんでした。

100ドル貸して100ドル返してもらうと言うと、プラスマイナスはゼロに見えますが、私たちが出す通貨は円です。円をドルに換える動作があるために、円の価値が上下することで予定していた利回りを得られないリスクのことを為替リスクと言います。

返済時の円の価値 > 投資時の円の価値

このように返済時に円の価値が上がっていると、予定していた利回り分の収益を得られないことは少なからずあります。

しかし「投資時の円の価値 > 返済時の円の価値」という風に、投資時の円の価値に比べて返済時の円の価値の方が低くなった場合は、先程の例とは逆に予定より高い利回りになるメリットがあるのは事実です。

実際に為替の変動により期待利回りの2倍以上の収益を実現した案件はクラウドクレジットにありました。詳しくは後述します。

このようにクラウドクレジットは為替の変動の影響を受けてしまうことになるため、他のソーシャルレンディングと比べると考えなければいけないことが1つ多いです。

しかし為替リスクをしっかりと理解することで他のソーシャルレンディングでは実現できない高利回りを期待できるのはクラウドクレジットの大きなメリットとも言えます。そのためクラウドクレジットはソーシャルレンディング業界の中でも高い人気を誇っているのです。

 

為替リスクを回避する為替ヘッジありの案件もある

クラウドクレジットの投資は為替リスクがあるため、ソーシャルレンディングの中でも難しいと感じられがちですが、案件の中には「為替ヘッジあり」の案件も多いので大丈夫です。

「為替ヘッジあり」とは前述した為替リスクの影響を受けずに取引できるサービスのことを言います。

つまりあなたが1万円投資した場合、返済時に円の価値が上がってようが下がってようが1万円分と予定していた利息を返してくれるのです。

他の国内向けのソーシャルレンディングと同じように取引できるため「為替リスクがよく分からない」という方は「為替ヘッジあり」の案件を選んで投資すると良いでしょう。クラウドクレジットには「為替ヘッジあり」でも期待利回り10%台を超える案件がありますので、クラウドクレジットならではの高い利回りが期待できる投資ができます。

しかし先程説明したように為替が変動した結果得することがあっても「為替ヘッジあり」の案件だとその恩恵を受けることはできませんので、予定していた利回りの2倍以上の利回りは期待でき無いデメリットもあります。

「為替ヘッジあり」を選んで安定性を選ぶか、為替リスクを受け入れてハイリターンの可能性を選ぶかは自分の投資スタイルに合わせて決めると良いでしょう。投資家によって投資の方法は違いますので、正解はありませんが、個人的にはどちらも投資しておくことをおすすめします。

一方に10万円投資するのではなく5万円ずつ投資するのも良いですし、「為替ヘッジあり」に7万円と為替ヘッジなしに3万円という投資スタイルでも問題ありません。どちらか一方にと言うよりはあなたの重視度によって比率を変えてみると投資が面白いと思います。

 

為替ヘッジのある案件と為替ヘッジのない案件の違い

先程も為替ヘッジのある案件についての説明はしましたが、ここではもっと詳しく為替ヘッジの有無による違いについて説明します。

まずはお互いの特徴についてまとめてみました。

【為替ヘッジあり】の特徴
・為替の変動による影響がなくなることで予定通りの利回りを得やすい
・ヘッジ担保金を預託するため、為替ヘッジなしと比べると期待利回りが下がる

為替ヘッジがあるということはクラウドクレジット側が為替リスクを負担するということですので、ヘッジ担保金を運用開始時に預ける必要があります。

そのため為替ヘッジなしと比べると投資先に貸し付ける金額が減ってしまうため、利息もその分少なくなることから、期待利回りは下がってしまうのです。

最初に預けた5%のヘッジ担保金は運用期間終了後に返却されるため、あなたの投資金額の5%分は資金を遊ばせておくことになります。

今回参考にした「カメルーン中小企業支援プロジェクト16号」の案件です。為替ヘッジなしの場合は期待利回りが12.5%となっており、為替ヘッジありと比べると、期待利回りに1.8%の差が出ています。これはヘッジ担保金による利息の低下が大きな原因です。

 

【為替ヘッジなし】の特徴
・為替の変動により予定より高い利回りが実現することもあれば、予定より低い利回りになってしまうリスクもある
・ヘッジ担保金がかからないため、為替ヘッジありと比べると期待利回りは高い

為替ヘッジがないことでヘッジ担保金がかかりませんので、その分1.8%も高い利回りを期待できます。

さらに為替の変動により、返済時に円の価値が下がることで更なる高い利回りになることも充分に考えられるでしょう。しかしそれと同時に円の価値が上がってしまう可能性もあります。

つまり為替ヘッジなしの案件は為替ヘッジありの案件と比較すると、リスクを背負う代わりに高いリターンに期待できる投資です。

 

為替リスクによって変動した過去の案件

実際にこれまでの案件で為替の変動から、期待利回りに大きく差が出た案件を紹介します。

こちらは「カメルーン中小企業支援プロジェクト3号」の満期時報告です。

募集時に予定していた期待利回り13.2%の案件が為替の変動により、最終利回りが約2.14倍の28.3%になりました。

これは投資先のカメルーンの中小企業が業績をかなり上げたわけではありません。現に同じカメルーン3号の「為替ヘッジあり」案件は未だに回収が終わってないため、運用期間が延長されてしまい、返済が終わっていません。

このカメルーン3号の案件に関しては「為替ヘッジなし」だからこそ、為替の変動のおかげで返済することができたと言えます。

このように為替ヘッジありだから安心ということはありません。為替ヘッジなしだからこそ高い収益が期待できることもありますので、カメルーンの案件に関しては「どちらかに投資する」と決めるよりは分散して投資することをおすすめします。

 

クラウドクレジットの為替リスクは通貨によって変わる?

新興国の為替リスクは高い

FXトレードの視点から見ると、新興国の為替リスクは非常に高いと考えられます。ペルーやカメルーンなどの独自の通貨を使っている新興国の通貨は、国際的に見ると流通量がかなり少ないです。そのため何か経済的に大きな動きがあれば、通貨の価値も大きく上下してしまいます。

つまり新興国の通貨は値幅の上下が激しいため、安定重視で投資をするのであれば、為替ヘッジを付けるべきです。新興国の通貨の価値は上がる時はかなり上がりますが、下がる時はかなり下がります。

最近のカメルーンの案件は良い方向に通貨の価値が変動しましたが、今後も同じことが続くかと言えば、絶対に続くとは言い切れません。カメルーンに投資する場合は為替ヘッジありと為替ヘッジなしの2パターンに分散投資することがおすすめです。もしくは利回りが読みづらいのでカメルーンへの投資は避けておくのも良いかもしれません。

ペルー案件は返済が滞らずに償還実績もありますので、為替ヘッジを付けることで安定した利益が望める投資だと言えます。

 

流通量の多いユーロなら変動はない

新興国の通貨は流通量が少なすぎるため、値動きが激しいのですが、ユーロなどの流通量が多いメジャーな通貨になると、新興国ほどの値動きはしにくいです。

そのため為替ヘッジを付ける必要性が新興国に比べるとあまり感じられません。ユーロを扱っている外国に投資する際は、新興国ほど為替ヘッジに気をつける必要はないと言えそうです。

しかし安定した収益を出したいのであれば、念のため為替ヘッジありの案件を選んで投資することをおすすめします。

 

為替リスクは元利均等で分配されれば多少のリスクは防げる?

クラウドクレジットには分配方法が大きく分けると2種類あります。

毎月固定額を返してくれる元利均等タイプと元本を最終月に一括で返す満期一括タイプの2種類です。

分配方法についてはこちらの記事で詳しく扱っていますのでご参考にください。
関連記事:クラウドクレジットのデメリットは?開設前に確認したい注意点4つ

元利均等タイプは毎月同じ額を返済してくれますが、満期一括タイプは利息を6ヶ月毎に返済し、元本を最終月に一気に返済します。つまり元利均等タイプは毎月同じ額が返済されるため、為替が変動したとしてもその影響は受けにくいです。しかし満期一括タイプは最初の投資時と最終月の元本の返済時の2回の両替時でほぼ8割の資金が動くため、一発勝負の為替リスクであると言えます。

つまり満期一括タイプは為替リスクの影響を受けやすい分配方法ですので為替ヘッジをつける必要性が高いです。元利均等タイプは為替リスクの影響を受けにくいので、あなたのおまかせに任せてもさほど問題はありません。

 

安定した投資を求めたいなら為替ヘッジあり案件に投資

クラウドクレジットの為替リスクを回避するためには、為替ヘッジを付けるに越したことはありません。今回紹介したカメルーンのように為替ヘッジを付けないと収益が出ない案件は稀です。

為替の変動を味方につけられると良いですが、逆に大きな損失を抱えてしまう危険性もあるため、クラウドクレジットで安定した収益を目指したいのであれば、まずは為替ヘッジありの案件に絞って投資することをおすすめします。

クラウドクレジットに慣れてきて、投資の流れが分かってきたら、あとは自分なりの投資スタイルで資産運用するのが良いでしょう。

 

まとめ

・カメルーン案件に投資するなら2パターン分散投資する
・カメルーン以外の新興国の案件は為替ヘッジありで投資する
・ユーロ圏の案件は安全性を重視するのであれば為替ヘッジありが好ましい
・為替ヘッジなしで投資するなら分配方法は元利均等タイプがおすすめ

クラウドクレジットの為替リスクは非常にややこしい問題です。

しかし為替リスクを理解した上で投資できれば、他のソーシャルレンディングに負けない高い利回りの資産運用ができます。

為替リスクがよく分からない方も上記の4つのポイントを抑えておくだけでもかなりのリスク軽減が望めるはずです。最初は安全思考で投資を始めて、慣れてきたら自分なりの投資スタイルを見つけていくと良いでしょう。

クラウドクレジットは口座開設費や維持費は無料ですし、1万円から投資ができるソーシャルレンディングです。資産運用に興味がある方は、敷居の低いソーシャルレンディングで試しに始めてみることをおすすめします。

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