「THEOで儲けたら確定申告しないといけないの?」
初めての投資に選ばれることの多いTHEOですが、初めて投資をするとなると心配になるのが確定申告です。
そこで今回はTHEOで得た利益を確定申告しなければいけないのか、確定申告しないといけない人の条件など確定申告について投資初心者向けにまとめてみました。
※THEOの確定申告についてまとめてみましたが、念のため近くの税務署で相談することをおすすめします。税務署によって判断が変わることもありますので、今回紹介した内容は一つの参考にしていただけると幸いです。
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目次
THEOは確定申告が必要?
THEOは投資してお金を得ますので、基本的に確定申告は必要です。
ただ確定申告をしなくていい場合もあります。
THEOで得た利益の金額や初期の設定によって確定申告の必要性は変わりますので、まずは自分が確定申告する必要があるのかどうかチェックしてみましょう。
確定申告は国がわざわざするように伝えてくれるものではありませんので、これまでしたことない人はついつい忘れがちですが「忘れていた」では済まされないの確定申告です。
確定申告せずとも、国から何も言われませんが、滞納が溜まった数年後に税務署が家にやってきます。
確定申告に見て見ぬふりして、毎年怯えるよりも、自分が確定申告する必要があるのか、理解しておくのがおすすめです。
確定申告が必要かチェックするのは口座区分
まずあなたが確定申告する必要があるのか、証券口座をチェックしてみましょう。
ログインして「設定」をクリックし「お客様情報」をクリックすれば口座区分をチェックできます。
- 特定口座(源泉徴収あり)
- 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
新規登録した際にどの口座区分で設定するか決めているはずです。初期設定では「特定口座(源泉徴収あり)」となっていると思いますが、覚えのない人は一度チェックしておきましょう。
他にも確定申告が必要かどうかの基準はありますが、まずはこの口座区分であなたに確定申告が必要なのかどうか分かります。
ちなみに現在では「一般口座」を設定することができませんので、現在THEOで初めて確定申告を考えている方は特定口座の2択のどちらかとなっているでしょう。
確定申告が必要なのはどんな人?
- 特定口座(源泉徴収あり)
⇒確定申告の必要なし - 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
⇒確定申告が必要
もしあなたの口座区分が「特定口座(源泉徴収あり)」となっている場合は、確定申告する必要はありません。
THEOではETFの売買によって得られる譲渡益と配当金の2種類に税金がかかります。
ただ源泉徴収ありにしていると、譲渡益と配当金による収益が発生した際に源泉徴収してくれるため、既に税金を払っていることになっているのです。
確定申告は税金を払うために行うものですので、既に払っている「特定口座(源泉徴収あり)」の方はわざわざ確定申告する義務はなくなっています。
もし確定申告が面倒だと感じる場合はTHEOで資産運用を始める際に「特定口座(源泉徴収あり)」に設定するのが良いです。
また「特定口座(源泉徴収なし)」と「一般口座」の方は原則確定申告の必要があります。
一般口座の方は全く源泉徴収されていませんので、譲渡益と配当金によって得た利益から税金が引かれていない状態ですので、確定申告をして税金分を支払わなければいけません。
また特定口座(源泉徴収なし)の方は、配当金が源泉徴収されているものの、譲渡益に関しては源泉徴収されていませんので、譲渡益にかかる税金を支払うために確定申告する必要があるのです。
ただ原則、確定申告が必要ですが「給与以外の所得が20万円以下」の場合は確定申告する必要はありません。
つまりサラリーマンで給料をもらっている人で、THEOや他の副業などによる副収入が20万円を超えていなければ確定申告する必要はなく、税金を支払う義務はないです。
必要なくても確定申告したほうが良いこともある
ここまででTHEOで確定申告をする必要がある人とそうでない人についてまとめてみました。
【確定申告をする必要がある人】
- 給与以外の所得が20万円を超えていて、口座区分が「特定口座(源泉徴収なし)」の人
- 給与以外の所得が20万円を超えていて、口座区分が「一般口座」の人
【確定申告をしなくても良い人】
- 口座区分が「特定口座(源泉徴収あり)」の人
- 給与以外の所得が20万円以下で、口座区分が「特定口座(源泉徴収なし)」の人
- 給与以外の所得が20万円以下で、口座区分が「一般口座」の人
しかし確定申告をする必要がなくても、あなたの状況によっては確定申告をすることで還付金を受け取れる可能性があります。
つまりTHEOで投資している人の中には確定申告をしなければ、余分に税金を支払っている人がいるのです。
日本では税金を払っていない人には取り立てに行きますが、税金を払いすぎている人に対しては何も言ってくれません。
もしも確定申告をする必要がない人でも、還付金を受け取れる可能性がある方は、ぜひ確定申告してみることをおすすめします。
他の証券会社で特定口座(源泉徴収あり)の人
もしあなたがTHEO以外の証券会社などで特定口座(源泉徴収あり)で投資している場合は、確定申告をすることで還付金を受けられる可能性があります。
THEOでは儲けが出ていたとしても、他の証券会社では損失が出ているのであれば、THEOの収益と他証券会社での収益を損益通算することが可能です。
損益通算した結果、損失になる場合はTHEOで得た利益から引かれている源泉徴収分を還付金として受け取れます。
もし複数の特定口座(源泉徴収あり)の口座を損益通算して、損失になる場合は確定申告に言ってみましょう。
トータルで損失となっているので、既に利益が合ったものとして払っている源泉徴収分は返してもらえます。
株式の譲渡損益で繰越控除できる人
株式の譲渡損益は3年間に渡って繰越控除することが可能です。
つまり去年までに譲渡損について申告している場合は、税金を控除することができますので、確定申告しに行ってみることをおすすめします。
THEOが初めての投資だという人には関係ありませんが、去年までに株式など他の投資をしていた経験のある人は譲渡損益をチェックしておきましょう。
外国税額控除で還付金
THEOでは世界中のETFを取り扱っています。
そのため海外のETFを売買して資産運用しているのですが、実はアメリカで上場しているETFのやりとりに関しては、既にアメリカで分配金の10%が源泉徴収されています。
ただアメリカで徴税されているのに、日本でも徴税されてしまってはダブル徴税となってしまいますので、アメリカで徴税された分の金額は戻すことが可能です。
外国税額控除を確定進行で使えば、戻ってくる可能性がありますので、詳しくはお近くの税務署で外国税額控除が使えるのかどうか相談してみることをおすすめします。
THEOで確定申告するために必要なものとは?
ここまででTHEOに確定申告が必要な人についてや、確定申告したほうが良い人についてまとめてみました。
ただ確定申告をしようと思っても、何が必要なのか分からずに困ってしまう人も多いのではないでしょうか?
税務署で税理士にいろいろ聞こうと思っても、必要な書類がなければ、資料を揃えるよう言われてしまうでしょう。税務署で書き方を教わるとしても、必要なものは事前に揃えておくことをおすすめします。
【THEOの確定申告に必要なもの】
- 年間取引報告書
- 確定申告書B
- 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書
- 確定申告書付表(譲渡損失の損益通算・繰越控除を受ける場合)
- 外国勢控除に関する明細書(外国税額控除を受ける場合)
年間取引報告書はTHEOを運営している「お金のデザイン」がメッセージボックスで発行しています。1月ごろに送られてくるのでチェックしてみましょう。
THEOで確定申告したくないのであれば源泉徴収ありの特定口座
THEOで得た収益に関しては確定申告が必要になるケースが多いです。
ただ給与以外の所得、つまりTHEOの収益を含めた副収入が20万円以下であれば、確定申告に必要はありません。
ただ利回り5%で運用すると考えた時、THEOで100万円運用すると1年で20万円ほどの収益になる見込みです。
もしTHEOで資産運用を始めて、確定申告に煩わされたくないのであれば、特定口座(源泉徴収あり)で資産運用を始めるようおすすめします。
特定口座(源泉徴収あり)に設定していれば、確定申告をする必要はないため、安心して資産運用が可能です。現にTHEOの実態調査によると約9割の方が特定口座(源泉徴収あり)でTHEOを利用しています。
最初は源泉徴収ありの特定口座にしつつも、後から源泉徴収なしの特定口座へ変更することも可能です。
確定申告が不安な方は、初めに源泉徴収ありで始めて、資産運用しながら、慣れてきた頃に口座区分を変えても問題ありません。
初めて資産運用する場合は源泉徴収ありで始めて、THEOでの投資をしてみるようおすすめします。
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